出版社内容情報
属人的で闇雲な
従来のゲームデバッグはもう卒業だ!
ゲーム開発に重要なのが、「仕様どおり実装されているか」「バグはないか」そして何よりも「ゲーム自体が面白いか」などを確認する、品質管理(一般的には「QC」とされますが、ゲーム業界では「QA(品質保証)」とされることも多いです)という業務です。
従来、それは「デバッグ」と呼ばれ、ひたすらゲームをプレイする「フリーテスト」など、センスや経験に依存したバグ出しがメインの、属人的なものでした。そして、キャリアという側面からも「ゲーム開発への入り口」や「下積み」と考えられることが多くありました。
しかし、モバイルゲームが隆盛を極めた昨今では、一般的なソフトウェア開発の世界ではすでに当たり前となっているソフトウェアテストの考え方を応用し、「テストを計画し、分析し、設計し、実装して、実行する」というテストプロセスや各種原則にもとづいた「ゲームテスト」が品質管理手法の主流になってきています。
本書は、ゲーム業界を志す就活生や、現場の開発者に向け、ゲームテストの考え方をゲーム業界に即した例や用語とともに解説します。また、これまでなかなか世に出ることのなかった、品質管理にかかわるデバッガーやテスターの働き方、そしてキャリアパスについても広く解説しています。
本書を読めば、「ソフトウェアテストの7つの原則」をはじめとした基礎的な知識、そして
・多人数プレイチェック
・ユーザーテスト
・バランスチェック
・ガイドラインチェック
など、ゲームに特化したテストについても詳しく知ることができます。
さらに、本書の内容は、直接テスト業務を行わないプログラマーやプランナーにとっても、テストしやすい(バグや問題点が見つけやすい)ゲームの開発につながることでしょう。
現代のゲーム開発にかかわるすべての人にとって、必携の一冊です!
◆◆目次◆◆
第1章 謎めいたゲームテストの世界
第2章 ゲーム開発の変遷
第3章 ゲームテストのための組織
第4章 ゲームデバッグはもう古い!?
第5章 多種多様なゲームテスト
第6章 ソフトウェアテストの活動
第7章先端的な技術の活用
第8章 未経験から始めるゲームテスター
第9章 ゲームテスターのキャリア
第10章 ゲームテストの未来
内容説明
属人的で闇雲な従来のゲームデバッグはもう卒業だ!ゲームデバッグとゲームテストの違い、ソフトウェアテストの基礎、ゲームテスターのキャリア、ゲームテストの未来など。ゲーム開発者&就活生必読!ソフトウェアテストの手法を利用したQA/QCの世界へようこそ。
目次
第1章 謎めいたゲームテストの世界
第2章 ゲーム開発の変遷
第3章 ゲームテストのための組織
第4章 ゲームデバッグはもう古い!?
第5章 多種多様なゲームテスト
第6章 ソフトウェアテストの活動
第7章 先端的な技術の活用
第8章 未経験から始めるゲームテスター
第9章 ゲームテスターのキャリア
第10章 ゲームテストの未来
著者等紹介
花房輝鑑[ハナフサテルアキ]
1980年生まれ。AIQVE ONE株式会社技術支援部部長。JSTQB Advanced Level TestManager、IT検証技術者認定試験(IVEC)レベル5などを保有。2001年にゲームパブリッシャーの品管で初めてゲームデバッグに従事して以降、ゲーム業界と非ゲーム業界を行き来して現在まで一貫してテストや品質支援に携わり、約20年間で100以上のタイトルやプロジェクトにかかわる。その中でゲームデバッグとソフトウェアテストのどちらも経験し、現在はソフトウェアテストやテスト自動化などを取り入れたゲームテスト手法を模索している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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