筑摩選書<br> 記憶のデザイン

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筑摩選書
記憶のデザイン

  • 著者名:山本貴光【著者】
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • 筑摩書房(2021/03発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480017178

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内容説明

インターネットと人工知能の進展を背景に、真偽不明な情報が増え続け、拡散されるようになっている。個々人の記憶がかつてない速さで書き換えられていくなか、記憶を良好な状態に保つには何が必要か。この問いを携えながら、記憶が成り立つ条件を、自然、技術など自分の記憶をよりよく世話するためのアイデアを提示。記憶のあり方を捉えなおす上でも示唆に富む、知的愉楽の書!

目次

はじめに
序章 記憶の現在
0‐1 かつてない速さで記憶が書き換えられる時代
0‐2 検索すればOK
0‐3 フェイクフルネス
0‐4 記憶のウェルビーイング
コラム1 インターネット
コラム2 情報環境
第1章 検索すればOKか
1‐1 『イノセンス』
1‐2 脳からネット検索
1‐3 検索の条件(ケース1)
1‐4 検索の条件(ケース2)
1‐5 検索すればOK?
1‐6 外部記憶は記憶か
コラム3 ネットにダイヴする
コラム4 機械翻訳
コラム5 検索の限界
第2章 四つのエコロジー
2‐1 エコロジー
2‐2 三つのエコロジー
2‐3 第四のエコロジー
コラム6 人工知能
第3章 記憶と自然
3‐1 記憶の土台となる自然
3‐2 記憶の神経的基盤
第4章 記憶と社会
4‐1 共同の記憶と争い
4‐2 教育による記憶の共有
4‐3 アイデンティティ
第5章 記憶と技術
5‐1 完全な記憶
5‐2 フィルターバブル
5‐3 コンピュータ環境がもたらすもの
コラム7 交換記憶
第6章 記憶と精神
6‐1 記銘
6‐2 想起
6‐3 人生の記憶
6‐4 虚構と事実の区別
第7章 記憶のデザイン
7‐1 記憶術
7‐2 ミモフタモナイ案
7‐3 記憶をデザインする?
7‐4 ビオトープをつくる
7‐5 モノとしての本
7‐6 モノとしての本による環境
7‐7 コンピュータによる環境
7‐8 知識OSの構想
7‐9 知識アトラス
コラム8 制御できること
できないこと
終章 記憶の未来
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

36
筑摩撰書で書名が『記憶の・・・』とくれば、記憶に関する脳科学の研究の現在というような内容かと思いきや、全然そんなことはなくて、前半はネット初心者に対する手取足取りの入門書といった感があり、後半は個人や社会を巡る記憶に関わるエッセイといったところか。最終章で、本やコンピュータなどの記憶装置を、より生産的にするために、書棚の配置やファイルの構成などについて具体的に記されていて、実践現代の知的生産術といった趣があり、大変参考になる。特にゲームクリエイターとしての著者の文章は、読みやすくかつ分かりやすく、最新の→2020/11/16

どんたこす

19
膨大な情報を扱えるようになった現在の情報環境と、それを使う人間の記憶との間に、より良い関係をむすふ仕組みを作れないか?現在の情報環境を前提として、自分の記憶をよりよく世話するためには何ができるか?2021/03/01

はるわか

11
記憶を良好な状態を保つには何が必要か。記憶とは、第一に誰かの具体的な人の記憶である。それぞれの人はつねにある具体的な環境のなかにいる。そして周囲に存在するものとさまざまな関係を結んでいる。4つの記憶のエコロジー:①自然②技術③社会④精神(個人)。記憶の過程:記銘→保持→想起。2024/05/15

センケイ (線形)

10
よく行く街の本屋さんにて少し前に入手。生産性の向上を目指して。正直、実践編よりも前半の能書き部分が汎用的で面白い。記憶を取り囲む生態系として、精神、社会、技術、自然があるという話。それと、例えれば庭みたいな形で、自分の周りの (記憶を支える) ローカルな環境を (恐らく開と閉の間のような形で) 持つといいという話。実践編も面白いといえば面白いのだけど、VR 環境を作ろうという形で家ですぐに始めにくいのがネック。ということで後半はおまけという印象。総じて沢山本を読んでいるかたの考えを垣間見えたのが良かった2023/12/02

Akito Yoshiue

10
論旨が明快で理解しやすい。特に第7章の、記憶のための環境づくりが参考になった。2020/10/21

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