胡蝶は夢なのか 知っておきたい中国故事

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胡蝶は夢なのか 知っておきたい中国故事

  • 著者名:佐藤利行【著】/越智光夫【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 中央公論新社(2021/02発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784120053870

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内容説明

時代の趨勢で漢文は言うに及ばず、古典が大学入試に占める比率も徐々に小さくなり、青少年が論語の素読を、という時代も遠いものになりつつある。しかし長い日本語の歴史を通じ、漢文や中国古典の教養が私たちの生活に深く浸透したのも事実で、近年では「論語」などを現代的に解説したもので多くのヒット書籍が生まれた。そこで今作では広島大学副学長で漢文学者の佐藤氏が中心となり、どこかで耳にしたり、読んだことがあったような、代表的な中国故事を選出。越智広島大学学長とともに、明日誰かに話したくなる内容で解説を展開する。コロナ禍で混沌とする時代だからこそ、磨き抜かれた「古典」に学べ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

regacian

1
31の中国故事が紹介されている本です。故事の出典の書き下し分が載っているのはもちろんのこと、有名な故事がどのような文脈や社会的思想的背景で書かれたか、関連した文章にどのようなものがあるかといった点にも軽く触れられている点が嬉しいです。本書の珍しい点は、各故事に対して広島大学の学長・副学長である著者らの雑談コーナーがある点でしょう。学長の越智氏は中国古典も愛好する(と思われる)整形学者で、脱線しつつも、大学運営や医者としての仕事を古典の思想や教訓と絡めつつ語っており、堅苦しさをうまく取り除いていると思います2025/01/26

森下なづな

1
もう少し古典の授業のようなものを期待していたのだけど、道徳や修身といった趣だった。 飲み会などがなく、年上の方のお話を聞く機会がずいぶん減っていたのでそういうところを補うには程よかった。2021/07/07

トーテムポールさん

0
広島大学の学長と副学長が中国故事成語について纏めた本。学長が医学系の出身ということでちょくちょくその観点で解説が入り、『病膏肓に入る』の章で「気になって調べたが、解剖学的にこれという部位はないのでは」というマジレスがあったのは笑った。故事成語から翻って、大学運営というかリーダ論に繋がることや、出版時期的にコロナウイルスについての言及も多かった。孔子や荘子の生きた時代に思いを馳せるような解説だったが、もう後しばらく後に読んだら、この解説が描かれた自体にも入れ子で思いを馳せそう。2024/06/15

Yasaka

0
広島大学のお二人の先生が自身の経験を交えながら説明してくれている本になっています。 著者の佐藤利行先生と越智光夫先生は、大学を運営する立場であり、ところどころにその苦悩が垣間見えます。 特に、コロナなかでの大学運営は大変だったもよう。 しかし、そんな逆境にめげず、ひたむきに立ち向かってきたようです そんな二人が現代を生きていくためのヒントとしてきた故事成語が本書に書かれています。 また、教訓から戒めまで、現代の私達にも当てはまるような故事もあり、一度は手にとっても損はないと思う一冊でした。 2021/05/22

Masa Naka

0
孔子の後生おそるべしの言葉が心に残った。是非、若者たちが素晴らしい社会をつくって欲しい。

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