内容説明
外れスキル持ちの無能として辺境へ追放された王子アンリ。だがやけくそで入ったダンジョンでは外れスキルが最高にマッチして……! ダンジョンの遺物で成り上がる、最強逆転ファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
7
外れスキルを無能と蔑まれ辺境へと追放された十二番目の王子の少年が、死んでも生き返れるダンジョンと出会い始まる物語。―――自分のままで自分でなく。それが全てを惹きつける鍵。 悪魔の一族と呼ばれ、自身の異母兄弟たちが辺境で為した悪逆の結果生まれた悲しみを目にし。それでもと少年が叫びながらも、必死に戦い生き方を探す物語であり、身の丈に合った熱さのある、追放ものとして安定して面白い物語である。少年を中心に生まれ始める一つの動き。果たして少年は、新しい生き方を見つけられるのか。 次巻も勿論楽しみである。2021/03/05
りのん
3
外れスキルを活用したダンジョンでの成長、ダンジョンで得た遺物を活用した辺境地の開拓、陰謀や謀略の渦巻く王族との確執など、面白い要素はたくさんありましたが、それを多くないページに詰め込みすぎな印象。Web版とは違って文庫だと1冊のページ数の制限があるので、ある程度は仕方ないのかもしれませんが、個人的にはもう少しゆっくり展開を進めてほしかったかなと。2021/03/02
成瀬いろは
2
無能と言われ領主と言われ追放された王子アンリは、ある時死んでもステータスが初期化にならない外れスキルはアンリにとって蘇生すると成長すると言う最強のスキルに日々潜って戦い死んで成長し家族と仲間を守る無能から最強へ成り上がるファンタジーでした! スキルによって成長していくアンリは兄にあたるアンリに殺意を向ける王子も返り討ちにし双子のエルフを助け一緒に過ごす復讐もありながら家族達(仲間)と過ごす暖かい場面も見れました。2021/05/30
小娘とドラゴン
1
辺境追放型の物語。文章が読みやすいので読める。勿体ないと思ったのは、トールとシーラのエルフ姉妹のイラストが少なく魅力をイメージしにくいところ。もう1つは、主人公のアンリとトール、シーラの会話が少ないこと。料理、食事、家事等の家族的な会話、洗濯、お風呂、夜更けの会話といった恋愛要素がなく、3人の距離が近くならないのは残念。ラストバトルもピンチがなくカタルシスに欠けた。カラーイラストよりモノクロの方が、クオリティが高く驚いた。2巻があるのなら、会話ややりとりをさせて設定を超えてドラマを深めて欲しいと思う。2021/10/24
菊地
1
能力は凄いんだろうけど兄王子が小物臭かった。2021/04/09