法律版 悪魔の辞典

個数:1
紙書籍版価格
¥1,760
  • 電子書籍
  • Reader

法律版 悪魔の辞典

  • 著者名:大西洋一
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 学陽書房(2021/02発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784313511743

ファイル: /

内容説明

法律の現実を知りたいモノ好きへ。

社会を鋭く批評した『悪魔の辞典』(アンブローズ・ビアス著)の“法律版”です。
法律実務や法学部の講義で登場する用語を、ブラックユーモアたっぷりに再定義。
知られざる法曹の実状や、基本書には書かれない用語の意味が解説される、法律用語の「裏」辞典。

-本書に収録されている用語例-
【法律家】
法は必ずしも弱者の味方ではなく、法を知っている人の味方であることを知っている人たち。

【権利濫用の抗弁】
バランス感覚に法的な効力を持たせたもの。一発逆転の最終手段であり、訴訟で主張するならば、不都合を並べ立てて情に訴えるのがコツ。民法1条3項。

【自由】
他者からの束縛を受けないこと。責任とセットで認められる。

【事情判決の法理】
大人の事情があって、思った通りの結論を出せない裁判官のために用意された理屈。

目次

第1章 法曹界
第2章 実務用語
第3章 公法系
第4章 民事系
第5章 刑事系

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kei-zu

13
表紙に「法律の現実を知りたいモノ好きへ。」とある。「モノ好き」がポイントだね。 本書は、Twitterでの投稿が好評を得て書籍化されたもの。好評は、多くの人から「わかるー」と賛同を得たところによるものだろう。 仕事を覚えたばかりの頃に誰も使いたがるギョーカイ用語や、法令上の用語に込められた実務上のニュアンスなど、読んでいて楽しい。 仕事柄「公法系」と題された章から読み始めたが、その分野の記述が少ないのは、世の関心でもあるのかな。「民事系」「刑事系」の2章でほぼ半分の分量を占めています。2021/03/01

ようへい

12
雲の上の法曹界。誰にでも解るように書いて欲しい、という多くの人が抱き続ける永遠の課題を受けて世に出されたであろう本書。未知の世界でもありながら、組織が抱える問題はどこも同じだな(個々のレベルはそもそも違うのかもしれないが)と思いました。「「がんばればできる」のは、よほど才能がものをいう仕事でもない限り当たり前である。社会が求めているのは「やればできる子」ではなく、「やる子」と「できる子」である」。借り物ではなく自分の言葉で説明するという事は、相手にとっても自分にとっても大切なんだなと思いました。2021/09/14

スプリント

9
ユーモアと知識習得のバランスが取れている2022/09/25

てくてく

5
多少、悪ふざけ的な叙述もあるが、大体については「あるある」と言う感じで楽しめる一冊であった。2021/04/27

n雪

3
ツイッターで有名なスラ弁さんの本だった e-LAWSで最初に出てきて気になっちゃうでおなじみ爆発物取締罰則(明治17年太政官布告)は弁護士にも有名らしい 法律かじってる人だったら楽しく読める本だと思う…時々苦笑い2022/09/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16791018
  • ご注意事項

最近チェックした商品