内容説明
「進行性胃がんで、余命3カ月です。今すぐ手術を」
医者にこう言われたら、あなたなら、どうしますか?
本書を読めば、余命宣告のカラクリと、がん治療の真実がわかること間違いなし!
医者のすすめる「がん治療」で、あなたの余命が削られないように、
話題沸騰の近藤誠医師が余命宣告のウソにメスを入れた1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
90
がんには大きくなっても転移しない「がんもどき」と直径0.1ミリでも転移する「本物のがん」がある。健診で早期発見と言っても1cm位にはなっているので、本物の癌であればもう転移してしまっているので今ある患部を大きく切除しても意味がない。もともと転移しない「がんもどき」であれば切除しなくてもいい。というわけで、がん検診は不要。手術はかえって命を縮める。抗がん剤は猛毒。放射線は場合により有効。がんが発見されても痛みが出るまでは放っておく。胃や腸が狭くなればステントで広げ、痛みはモルヒネなどで取り除くのが良い。2015/04/04
月讀命
83
両親は癌で他界している。自分自身も多分癌に罹患し癌で死ぬだろうという事とは予測できる。早期発見早期治療が原則という一般的な常識があり、手術摘出、抗癌剤治療、放射線治療、重量視線治療など、新しい治療も注目を浴びている。この本では、積極的治療?をせず治療しないという選択肢を紹介する。医者は治療費目的で積極的に手術する事もあろうし、細胞を摘出する事で他の細胞をも傷つけ身体にダメージを与える事も多く結果死期を早める。癌に関しての色々な本を読み、医者に殺されない様にする知識を得ておく事も長生きする為には肝要である。2015/03/17
キムチ
44
結構さっくり、明快に論じており、座右の一冊にしたい。医者の数だけ、説法があり、お賢いだけに押し付けがましさが鼻につく。とはいえ、俎上の鯉・・如何ともし難いのがクランケ。まして癌となれば・・ガ~~ン。 溺れる者藁をも掴みたいのが凡人故の哀しさ。 取り過ぎる野菜が発癌性を高める、免疫療法は無意味などドキッと来たものあり。 闘う癌でなく、様観。ストレスが高まりそうだと思うが、ストレスすら癌の発症要因ではないとあっては驚き。癌家系はない、「笑いの療法」なんかない・・というのは世間で下世話に話す楽な話題に一石かも。2014/01/07
ばりぼー
43
医療は宗教や教育と同じように恫喝産業である。「治療しないと大変なことになりますよ」と不安をあおるほどファンが増える。そして医者はヤクザよりタチが悪い。ヤクザは素人衆に指を詰めさせることはないが、医者は患者を脅して金を巻き上げたあげく、平気で体を不自由にさせたり死なせたりする。転移する本物のがんは、最初のがん幹細胞の時点で「全身に転移して増大し続け、宿主の命を奪う」性質を備えているので、切除手術や放射線治療も実は無駄である。治るのはあきらめて、治療しないで様子を見るのが一番確実に延命できる方法である。2018/09/05
藤堂 新平 No.9
41
「医療は不安ビジネスである」ということです。患者の視点はないわけです。手術を勧めるのは手術がしたいから、新薬を勧めるのは儲けたいから(製薬会社への天下り数が仰天です)。現に、がんを放置した状態で治療費に使わず、毎日楽しいことをしている患者さんの方が長生きで有意義な人生を送っているようです。逆のケースも掲載されています。やはり、人間には本来の治癒力が備わっているようです!その力を回復させることが、有意義な人生への第一歩でしょう(^_^)/2013/07/01




