内容説明
「宇奈月から黒部への旅」と書き残し、政界スキャンダルの鍵を握る若手官僚が姿を消した。彼を追う女性新聞記者の死体が、黒部峡谷を走るトロッコ列車の終点・欅平で発見され、十津川警部は黒部に向かう。その先には行くことが難しい終点駅から、犯人はどこに消えたのか? そして、事件の舞台は、路線距離100キロ超と地方鉄道ながら有数の規模の富山地方鉄道に。好評「地方鉄道」シリーズ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
71
西村京太郎作品は初めて。富山地方鉄道なる題名なので富山県人としては文庫版が出たのを機に読んだ。一連の十津川警部シリーズ作品は読んだことはない。他の作品はいざ知らず、本作品はつまらなかった。宇奈月温泉や立山黒部アルペンルートなど富山の観光案内書として読めるかも微妙。富山へは調査に来たんだろうけど。ローカル線には無人駅が非常に多いことに驚いた。2021/04/14
康功
20
地元舞台のミステリー小説は、 そこに住んでいる県民の地元に対する付加価値を高めてくれる。 私も旅行者の様に、電車を使って、少し不便を感じながらも地元を旅してみるのも、 以外に贅沢な体験になるのかもしれない。 人気のあった十津川警部のトラベルミステリーが、もう読めなくなる。読後に不思議な寂寥感を感じた。ご冥福をお祈り申し上げます。2022/03/06
れい
9
【図書館】この方の本を初めて読んだ。昔あったサスペンス劇場とかでドラマ化されそうな?最初は丁寧に追っていき事件の核心になかなかたどり着かないのに、後半はテンポがいいというのか、省略箇所が多いというか、舞台から退場していくキャラに口を与えず‥‥というか。読めない結末ではあった。2021/10/23
kashimacchi
6
久しぶりの西村京太郎。黒部・宇奈月の立山連峰を舞台に十津川警部、亀井刑事が事件の真相近づいていく。最後の展開が早く、もう少し詳しく物語を終えて欲しかった。2021/07/04
とびを
5
微妙。宇奈月温泉に行きたくはなった。2021/09/16
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