出版社内容情報
本書は、トップ棋士として活躍する豊島将之九段の実戦を解説したものです。収録したのは2018年~2023年の公式戦から15局。この6年の間、豊島九段は初タイトルの獲得、史上4人目となる竜王・名人の保持など、輝かしい実績を残しました。そのなかでも、豊島九段の強さが際立った好局を厳選しています。
豊島九段は自然な指し手を積み重ねていく棋風です。何度も盤面に並べて、棋理に沿った自然な駒運びを身につけてください。
内容説明
豊島将之九段の強さが光る15局を初手から投了まで1手ずつ解説。将棋観戦の楽しみを豊かにしよう!
目次
第1局 命運を懸けた先手7七桂、穴熊を上から崩す
第2局 手詰まり打開の先手1六角 名人奪取で三冠へ
第3局 中終盤の難解なねじり合い 先手2五桂からの反撃が決まる
第4局 初の防衛成功 後手5一銀の受けが光る
第5局 後手1九角成の強襲 距離感を見切って穴熊玉を寄せる
第6局 手備の裏を突く後手9七歩 香損を補って余りあると金
第7局 角を抑える先手3五歩 積極的な構想と淀みない寄せ
第8局 後手の踏み込みに反撃 玉頭に突き刺さる2回の先手4四歩
第9局 後手8六歩の垂れ歩で機先を制す 作戦勝ちから快勝へ
第10局 馬を見捨てて後手5七桂 距離感を見切った強気の踏み込み
第11局 先手7七桂から先手5八玉 正確な受けで綱を渡る
第12局 2六歩型の先手4六銀+先手3七桂 豊島が切り拓く新境地
第13局 盤上を支配する 先手5五馬~先手5六馬の存在感
第14局 バランス型の急所 隙を突く先手1五歩
第15局 手裏剣の後手8八歩 玉をおびき寄せて集中砲火
著者等紹介
豊島将之[トヨシママサユキ]
1990年4月30日生まれ。愛知県一宮市出身。1999年9月、6級で奨励会入会。桐山清澄九段門下。2007年4月1日、四段。2018年7月、第89期棋聖戦で初タイトル獲得。2024年5月、将棋栄誉賞(通算600勝達成)。タイトル獲得は竜王2、名人1、叡王1、王位1、棋聖1の合計6期。棋戦優勝は5回。将棋大賞は第46回(2018年度)最優秀棋士賞など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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