新潮文庫<br> わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)

個数:1
紙書籍版価格
¥880
  • 電子書籍
  • Reader

新潮文庫
わたし、定時で帰ります。2―打倒!パワハラ企業編―(新潮文庫)

  • 著者名:朱野帰子【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 新潮社(2021/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101004624

ファイル: /

内容説明

差別的CMでネット炎上したスポーツウェアメーカー「フォース」。ウェブ運用を勝ち取るコンペに参加した東山結衣だが、彼らは定時で帰ることをモットーとする結衣に怠け者の烙印を押し、「下請けだから」と時代錯誤な横暴を繰り返すパワハラ企業だった。対等に仕事しようと奔走する結衣だったが、トラブルメーカーばかりの新人教育も請け負うことになってしまい……。大人気シリーズ第二弾。『わたし、定時で帰ります。 ハイパー』改題。(解説・越智志帆(Superfly))

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

239
わかりやすい悪役パワハラ企業を登場させることで全体をまとめることは出来ているものの、現実的には無理な案件進行を、スーパーエリート種田という便利ツール頼りで解決してしまっているパラドックスは前作に続き解消出来ていない。物語としての爽快な読後感は一作目以上なので、この路線を継続していくならば、どこかで種田と対決せざるを得なくないか?という余計な心配をしてしまう。フォースとの事実上の決着が野球というのも個人的には少し残念だったところ。そこで相手の土俵に立って、精神論で凌駕しにいくのか…。2023/09/29

れみ

87
シリーズ2作目。ハラスメント体質なスポーツウェアメーカーを担当することになった結衣たち。ここまで酷いのって今どきないかもしれないけど…管理職になって、“私は”定時で帰りますではだめで、社内外の人間関係に悩み傷ついていることに無自覚なまま追い詰められていくのが辛い…。前作、諏訪との関係が壊れたなかでの晃太郎との関係も紆余曲折ある今作。ひとつ言えることは、正気を失った状態の人に大事な話をしてはいけないね…。新キャラも登場してこれで終わりは勿体ない…と思っていたら、すでに続編が出てる模様。読むの楽しみだなあ。2021/05/16

優希

52
面白かったです。結衣対パワハラというところでしょうか。スポーツウェアメーカー「フォース」のコンペに参加したことから全てが始まったのですね。対等に仕事をしようとする結衣にトラブルメーカーの新入社員の教育係も受けさせてバタバタです。それでも負けない結衣が格好良いですね。2023/04/18

インド

41
新入社員も広告炎上企業役員も「そこまで変な人いる!?」と驚くようなキャラばかりなのだが、物語は結構入り込みました。ユイユイお腹出ていた件驚きました(゜_゜;)。そして、作中の上海の会社の状況にも驚きました!真似をすることしかできなかった国が、労働環境で日本を追い越し、日本人が描く理想の労働環境を実現している。フィクションですが、現実でもきっともう追い越されていると不安になります。「働き方は、生き方そのもの。」2022/08/20

綾@新潮部

40
単行本では「ハイパー」だったもの。「ライジング」が文庫化される時はどういうタイトルになるのかな。2作目はめちゃくちゃなパワハラ企業のコンペに参加することになる。この「フォース」って会社なんなの?現実にこんな会社ないでしょう!と思ってしまうけど、まぁあるんでしょうね。パワハラ、セクハラがひどすぎて途中でうんざりしてしまった。今作で登場してきた甘露寺のキャラが面白かった。部下だったらイヤだけど。2022/03/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17510919
  • ご注意事項