王様文庫 精神科医Ｔｏｍｙの心が凹んだときに読むクスリ

著者名：精神科医Ｔｏｍｙ【著者】

三笠書房（2021/02発売）

• ISBN：9784837969549

内容説明

フォロワー数２０万人超！神ツイートで話題、注目度・急上昇の精神科医が「人生のお悩み」をズバリ解決！人間関係、仕事、恋愛、結婚生活、うつ、セックスレス、親子関係、引きこもり…不安を抱えて生きる私たちへ向けた「肩の力を抜いて楽に生きる」処方箋１章　誰にも「しんどいとき」って、あるわ　…目の前の人に振り回されない方法２章　「弱い自分」のまま楽に生きましょ！　…がんばるのも、ほどほどにね３章　色恋沙汰と夫婦の悩み　…気持ちがつながるコツって、あるのよ４章　親に認められなくても、自分の人生を生きるのよ！　…「あるがまま」って、素敵なことなの５章　人生の“なんとなく不安”をぶっとばしなさい！　…折れない、くじけない心のつくり方☆本書は、『おネエ精神科医のウラ診察室』を文庫化したものです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[katoyann]

「ゲイの精神科医」Tomy氏による異色の医学エッセイ。アテクシ、という一人称で「オネエ」言葉を使いながら、読者から寄せられる悩み相談に答えるというスタイルである。 心理学の専門用語もいくつか出てくるので、根拠が分かり易い。 この本が面白いなと思うのは、それぞれのパートの締めくくりがゲイバーの友人のネタになっているところ。深刻な悩みに答えるという本なので、工夫をしたのだろう。 ちなみに最後まで読むと意外な展開があり、涙が出てくる。人の命には限りがある…。当事者目線に立った、筆者の優しさが溢れる作品。

2021/01/26

[あや]

難解な読書が続いたので箸休め的に手に取った本書。優しい語り口で心の悩みを解いて下さるのもさることながら合間に挟み込まれるゲイのお友達の小話が面白かったです。ご自身がゲイであることの悩みを乗り越えられた体験談やお父様を亡くされたお悲しみを乗り越えられた体験談も読めて良かったです。

2023/03/12

[みなのん]

落ち込んだ時に明るいオネエ口調で慰められる不思議な本。精神科医のゲイな方が書いているので知識も信頼できる。

2021/07/04

[チサエ]

「過去にとらわれている間にも、今の瞬間瞬間が、どんどん変えられない過去に変わっていく」「過去から何かを学習し、これからの自分の選択に生かしていくしかない」「責めたところで、何かが変わるわけじゃない」「自分を責める→ああしていればよかった、こうしていればよかったと後悔する→自分を責める、を繰り返し、とうとう“自分なんか消えてしまえばいいんだ”と死にたくなってしまうのね」「何かに行き詰まったとき、一呼吸おいてから、この言葉をつぶやいてみて。“他人と過去は変えられない”」 泣いたわ。

2022/09/21

[れい]

【図書館】アドバイスが多くて、どぎつくもなく心に入ってきやすいけれど、私はひねくれものなので少し斜めから見てるところもありました。だけど、ジョセフィーヌさんが既に他界されている‥‥と知り、とても身近に感じました。どれだけ辛い思いをされたのか。もう一度読んだらきっと、Tomyさんを好きになれる気がする。

2021/03/22