内容説明
映画『痛くない死に方』原作本!
私が今まで、「病院」か「在宅」かという、 二元論でしか語っていなかったとしたら、
そして在宅医療の美談しか語っていなかったとしたら、心から謝ります。
だから、あえてこの本を書きました……
在宅医療の光と影を描く本邦初のドキュメンタリー!
父がとても苦しんでいるのに、在宅医も訪問看護師も、臨終のときに来てはくれませんでした。
…在宅看取りなんて簡単にできるものではないのだと、大病院の先生は言いました…
家で看取れば「平穏死」できるなんて、嘘じゃないか!
末期がんの父の在宅看取りを後悔する娘が、 在宅医療界をリードする長尾医師に噛みついた。
大切なのは、どこで死ぬか? ではない。 どう死ぬか? どう見送るか? なんだ。
「家で死にたい」と望む人が6割の今、 最期の望みを叶えるために 必要な条件とは?
――これから訪れる、日本人の死の「現実」をここに書きました。
重いタイトルではありますが、今まで医師のどなたも書いてこなかった衝撃的な内容だと自負しております。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ichi
11
【図書館本】全ての在宅診療医が痛みなく穏やかな最期を迎えられるよう支援してくれるわけではなく、良い先生、いまいちな先生がいる。という現実。「痛い在宅医」とはそういう意味。2018/06/17
ゆまたろ
8
在宅で看とるということはそんな生易しいことじゃない。だけど、病院で最期の最後まで点滴したり、血をとったりするのには違和感がある。どこまで治療するか、どこから静かに死を待つか、答えはそれぞれで1つじゃないんだろう。2018/12/11
ochatomo
6
【再々読】 『臨終の(1日から半日)前に“死の壁”(生体モードが大きく切り替わる転換点)を通り抜ける』 COPDからの肺がん、大病院の縦割りでは見方が偏りがち2022/08/10
yamakujira
5
末期がんの父親を在宅で看取ることを選択した女性が、緩和ケアを期待した在宅医の指示にとまどい、苦しみながら他界した父親の姿に自分を責めるとともに、在宅医の対応の是非を問う。実際のできごとをもとにしたドキュメンタリーだそうで、こんな医者でもひどいと言い切れないのが現在の在宅医療の現状だと知ると、在宅での看取りが怖くなるね。多死社会を前にして厚労省が診療報酬を餌に在宅医療の旗を振るから、患者のことよりも目ざとく金儲けを考える医療法人や医者もいるだろうけれど、素人には見分けがつかないな。 (★★★☆☆)2022/09/12
ochatomo
5
著者の本を読んで在宅看取りのよさを知り、著者が監修し推薦する「さいごまで自宅で診てくれるいいお医者さん 」に掲載された実績ある在宅診療所の医師に診てもらったところ、見立ての失敗や対応不備不足で、最後の苦しみを緩和できなかったと大いに悔やむ家族と医療側(著者・在宅医・病院主治医)の対話ドキュメンタリー 現状を理解し改善を図るため、多くの人へ読まれて欲しい 2017刊2018/08/22
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