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内容説明
メディアには日々、「ESG(環境・社会・企業統治)」があふれています。この言葉を抜きには企業経営や財務戦略、株式投資は語れなくなっていますが、成り立ちや意味するところがきちんと理解されているとは言えません。単なる欧米の流行言葉ではなく、世界的なビジネスの常識となっているESGをきちんと理解しなくては後悔することになります。ESGによって企業の情報開示や経営戦略、投資家の顔ぶれなど、資本市場のエコシステム(生態系)ががらりと変わることになるのです。またバイデン次期米大統領は環境問題を重視するスタンスを示していますので、ESG重視のトレンドは加速するばかりです。
本書は、
(1)ESGの盛り上がりに「乗り遅れた」と思っている人向けの基礎的かつ包括的な解説
(2)「ESG=市場のエコシステムの変革」の切り口を提示。解説本を超えた未来予測も行う
既刊書では(2)017年刊行の『ESG投資』(日経出版刊)が信頼できる本としてロングセラーになっていますが、この数年でESGをめぐる環境は激変しています。このテーマはどうしても環境に偏った記述が多くなりがちですが、本書は投資家、ビジネスパーソン目線で、最新事情を踏まえて、バランス良くそのインパクトを解説します。
目次
第1章 いつの間にかESG
第2章 投資家が変わる
第3章 企業が変わる
第4章 財務が変わる
第5章 勢力図が変わる
第6章 アルファベットスープの海を泳ぐ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
steamboat
5
ESG入門として読了。SDGsは目標、ESGは手段。ESG投資はリターンを犠牲にして社会を良くする取り組みではなく、長期的にリターンが安定するから。など、基本的なところが分かりやすく説明されていて良かった。それにしてもアルファベット略語が多くて覚えられる気はしない。2021/05/03
よしどん
3
SDGs、ESG関連の勉強のために読んでみた。金融の素人にとって詳細はなんとはなくみたいな感じの理解で読み進める。著書名に”はやわかり”とあるが、素人のための入門編といったものではなかった。それでも、著者は読み手に分かりやすく書いてくれているのだろう。あとがきに、新型コロナ禍による経済の停滞で2020年の地球全体の二酸化炭素排出量は24億トン減少したそうな。第二次世界大戦末期でも10億トン弱だった。2020年は歴史に残る年になるのでしょう。2021/10/24
モッチー
2
2021年現在、世界経済を席巻している"ESG"の入門書。私のような全くの金融の素人でも、豊富な具体例と明快かつ平易な議論で、ESG投資について分かりやすく学ぶことができた。また、ESG投資という言葉を時折聞くようになって、なんとなく環境や社会に良さそうだけれど、なぜそんなにESGが盛り上がっているのかと疑問に思っていたが、本書はそうした疑問に的確に答えてくれるものであったと思う。2021/03/15
Ra
1
業務でかすることになったので取っ掛かりとして立ち読み。SDGsは目標、ESGは手段というのは便宜的だが分かりやすい。主導権争いや関係機関の圧力は、想像より激しいものであり、まさに過渡期と思われた。あとは日経と金融庁のサセテナブルファイナンス有識者会議をfollowしていればよさそう。2021/05/15
mori
1
「ESG」について整理し、なぜ今注目されているのか知りたいと思い、手に取る。「SDGsは目標。ESGは目標実現のための手段」というのがわかりやすい。なぜ投資家が注目しているのかというのが、様々な事例や考えからまとめられているため、理解が進む。2021/05/09
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