日本いまだ近代国家に非ず

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日本いまだ近代国家に非ず

  • 著者名:小室直樹【著】
  • 価格 ¥1,672(本体¥1,520)
  • ビジネス社(2021/02発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784828416229

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内容説明

「特捜検察や尖閣問題のデタラメは、なぜ生じるのか?制度だけ輸入し、近代のエートスを知らないからだ。民主主義への無理解が日本を滅ぼすことを完全論証!」偉大な政治家と政治屋との違い。官僚の本質。民主主義のコスト。近代裁判の原則。等など、稀代の大学者が田中角栄を俎上に、解りやすく論じる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

マカロニ マカロン

11
個人の感想です:B。2010年に亡くなった政治・経済学者の書いた田中角栄元首相の再評価本。本作の狙いは「ロッキード角栄裁判を例に「近代法の原則」を説いたもの」とのことで、日本では裁判官と検事が一心同体、同一共同体に属していて、三権分立が確立していないことを強調していいる。「日本人が求めているのはデモクラシー裁判ではなく、遠山の金さんの「お裁き」なのである。」また、腐敗の摘発を盛んに行うと全体主義につながるという指摘は、今の中国の習近平氏のやり方を見ると妙に納得できる。2018/02/06

popcorn

10
私達国民は一部の役人(役人のすべてが悪いわけではないです)によって酷い目にあっているわけですが、役人の協力がなければ何もできません。そこで、役人の性質(「①既存の法律の上で動く。新たな意思決定は出来ない。②減点主義だから、責任は取りたくない。③入省年次が序列。人事に口出しは無用。④薄給で天下らなければ割に合わない(給与の後払いと思っている)。⑤権限拡大のためなら一所懸命。」)をしっかり理解した上で政治家を通じて動かすしかありません。無闇に政治家、官僚叩きをして溜飲を下げている場合ではないなと痛感しました。2013/12/09

Willie the Wildcat

10
「民主主義」、「議会政治」を改めて考えさせられた。国益を念頭においた国民の代表者による自由闊達な議論、国策決定と立法の実施。問題はその代表者たる政治家が”国益”を念頭においた議論、あるいは議員立法を行っているのかどうか。イザヤ・ベンダサン氏の「日本は空気が支配する国」とは非常に的を得た表現。国民も国益と事実に基づいた冷静な判断と”夢”を持って政治に参加すべきかな。かくいう私も反省。(汗)角栄氏の金権政治の善し悪しは別として、氏の政治実績とその行動力は学ぶべき点があると感じる。2011/12/30

九曜紋

9
再読本。2011年刊。1994年刊行の「田中角栄の遺言」の復刊。角栄の裁判についてはdue process of lawの観点から無罪となるべき、というのはそのとおりだと思う。しかし、角栄こそ日本の宰相の鑑と言わんばかりの賞賛ぶりはどうか?議員立法を多数通した豪腕は認めるが、金権政治と呼ばれる腐敗の温床、政治の堕落をも考えると、功罪半ばというところか。ところが著者によれば民主主義の本来的意味からすれば、金権政治すら是とされるべきもの、らしい。少々ついていけない読後感。2020/09/04

makio37

6
自分の勉強不足を痛感する。自由主義と民主主義の違いも分かっていなかったし、刑事裁判で裁かれるのが判事などと思ってもみなかった。現代のデモクラシー裁判を、遠山の金さんの延長線上に考えていた。恐ろしいのは、自分も含め絶対主権者である国民の多くが、未だにその自覚がなく、無知で「空気」に流され易い民であること。そして最悪なのは、実質的に国を動かしているのが「心の底では不況を歓迎する」役人たちであること。2012/10/27

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