新潮選書<br> 日本政治思想史

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日本政治思想史

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106039294
  • NDC分類 311.21
  • Cコード C0331

出版社内容情報

江戸時代から現代にいたる「政治の根本」を浮き彫りにする! 戦後の新憲法で「国政に関する権能を有しない」と規定されたにもかかわらず、天皇が今なお権力の主体であり続けているのは一体なぜか。儒学・国学・超国家主義・民主主義など従来の思想史に加えて、新たに「空間」と「時間」という補助線を取り入れ、これまで言説化されてこなかった日本固有の政治思想の本質を明らかにする。放送大学テキストに大幅に加筆修正した決定版。

内容説明

江戸時代から現代にいたる「政治の根本」を浮き彫りにする!戦後の新憲法で「国政に関する権能を有しない」と規定されたにもかかわらず、天皇が今なお権力の主体であり続けているのは一体なぜか。儒学・国学・超国家主義・民主主義など従来の思想史に加えて、新たに「空間」と「時間」という補助線を取り入れ、これまで言説化されてこなかった日本固有の政治思想の本質を明らかにする。

目次

第1章 日本政治思想史とは何か
第2章 空間と政治
第3章 時間と政治
第4章 徳川政治体制のとらえ方―朝鮮と比較して
第5章 国学と復古神道
第6章 明治維新と天皇
第7章 街道から鉄道へ―交通から見た政治思想
第8章 近世、近代日本の公共圏と公共空間
第9章 東京と大阪
第10章 シャーマンとしての女性
第11章 超国家主義と「国体」
第12章 異端の諸思想
第13章 戦後の「アメリカ化」
第14章 戦後の「ソ連化」
第15章 象徴天皇制と戦後政治

著者等紹介

原武史[ハラタケシ]
1962年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。東京大学大学院博士課程中退。明治学院大学教授、放送大学教授を歴任し、現在は明治学院大学名誉教授・放送大学客員教授。専攻は日本政治思想史。著書に『「民都」大阪対「帝都」東京』(サントリー学芸賞受賞)、『大正天皇』(毎日出版文化賞受賞)、『滝山コミューン一九七四』(講談社ノンフィクション賞受賞)、『昭和天皇』(司馬遼太郎賞受賞)など多数。2024年、日本政治法律学会現代政治学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

おたま

61
幕末から現代までの「日本政治思想」を概観している。日本には、ヨーロッパ近代のような政治思想は生まれなかった。例えば、ルソーのような、ホッブスのような、ヘーゲルのような、あるいはマルクスのような思想を日本人は生み出さなかった。また東洋における、儒教的なものも十分には育たなかった。国学を通して、日本の古代から続く「国体」というようなものを見つけることはできる。しかし、それは確固とした論理に基づいたものというよりも、感覚的なものに多くを負うている。まさにこの本は、その曖昧な「国体」をこそ主題に掲げた政治思想史。2025/09/27

無重力蜜柑

13
結構面白い。西洋政治思想史と異なる日本政治思想史について、その学史的な起源や視角の整理に始まり、江戸時代から令和まで各論を概ね時系列順に取り上げる。もともと放送大学のテキストなだけあって初学者にも分かりやすい平易な内容。ただ、(これは著者も断っているところだが)オーソドックスな教科書というより著者の興味関心を濃厚に反映した本で、人物や狭義の思想だけでなく「空間」や「時間」といった一見突飛なテーマを採用している。そういう意味では原武史のこれまでの研究の総まとめの観もある本で、彼の最初の一冊には最適だと思う。2025/07/26

辻井凌|つじー

4
「政治」思想といっても、結局は日本人が何を無意識に考えて生きてきているのかを知ることにつながるのが政治思想史だ。この本を起点に、自分の好きなジャンルを考えることは間違いなく可能である。サッカーでもアイドルでも、日本が関わればこの本が提示する切り口は役に立つ。 https://note.com/nega9clecle/n/n549a9caa2ecb2025/05/24

やご

3
もともとは著者が講義をしていた放送大学の教科書として出版されていた同名の本を大幅加筆修正したものだそうです。「まえがき」で著者が断りを入れていますが、時系列で主要な思想家とその思想の内容を並べていくよくありそうな形式ではなく、著者が重視するテーマ別に章を分けて解説していくというものになっています(まったく時系列を無視しているわけではありませんが)。これはあえて意識してそうしたとのことです。章立てを見ると、空間、時間、鉄道、朝鮮(続く)→ https://gok.0j0.jp/nissi/1684.htm2025/08/31

siomin

3
ずいぶん大仰なタイトルだが,日本人がその時代に何を考えていたのかを示した一冊かと思いました。著者はたくさんの書籍を出していて何冊か読んだが,そこで書かれたこと,今までの研究の総決算的な位置づけなのかなと感じられた。元々が放送大学のテキストだったので情報が豊富で,一読ではなかなか消化できなかった。何度か繰り返し読むべき一冊だなと。2025/07/04

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