ブルーバックス<br> なっとくする数学記号 π、e、iから偏微分まで

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ブルーバックス
なっとくする数学記号 π、e、iから偏微分まで

  • 著者名:黒木哲徳【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 特価 ¥605(本体¥550)
  • 講談社(2021/02発売)
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  • ISBN:9784065225509

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内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

数学や物理で出てくるさまざまな記号。ふだん使い慣れた+や-の持つ意味や、「-(-1)はなぜ1か」といった当然のことも、詳しく知るとより数学的な感覚を理解できます。また、中学や高校で習った忘れかけている記号の学び直しや、認識を新たにすることで、科学本の読書に役立つことも。大学で習得する偏微分の記号などまで含め、記号を通して幅広く数学を学べて知識を深められる1冊です。
小学校から使っている記号、中学、高校で勉強した記号、大学の数学レベル、と読み進めていくうちに、今まで難解に感じていた分野に関してもスッと頭に入ってくる作りになっています。
また、読むだけでためになる、ちょっとした雑談の種になるようなこともあり、初心者でも10代からでも楽しく読めます。
ハイレベルの数学につまずいていた人の学び直しから初心者のチャレンジまでにも役立ち、記号から数学の本質に迫ります。
理系学生の事典的存在として重宝された『なっとくする数学記号』(2001年刊)をまとめ直して刊行します。

目次

第1部 小学校,中学校,高校で習ったあの数学記号の意味
+,- -(-1)はなぜ1か/ ×,÷ 0.999…は悶々としている/∞ 無限の魔力/ % 計算をラクしたい/ √ なんでこんな変な形なのか/π πでパイ屋がもうかる?/sin,cos,tan サインのふるさと/log 天文学的な魔術/e どーでもイーわけではない/i 数学を元気づけた嘘/Σ 怠け者用の記号/lim 気難しい恋人との付き合い方/dy/dx 微分の生い立ち/∫ 塵も積もればインテグラる/△,∠ 記号は体を表す/∽,∝ 相似は繰り返す/⊥,∠ 三角形の内角の和は180°か/∴,∵,iff,⇔ 茶畑は成長のあかし/( ),{ },[ ] ひたすらはさんで400年/!,nCm,nPm「あっ」という間の数学
第2部 大学で学ぶ教養としての数学
N,Z,R,Q,C 数の切れ目はどこか/=,~,≡ 同じだけど違う/≦,< 数学不平等起原論/⊂,⊆ 数学の伝説はここから始まる/∩,∪ アイドルの交わり集合/∈,∀,∃/f:X→Y 1対1対応ってなんだ?/アレフ 濃い~数?/∧,∨,¬ ,⇒ ハムレットに教えたい数学/ε,δ 悩ましきかなε-δ論法/max,sup,min,inf 大きい小さいにもいろいろいろある!/e,exp 数のウルトラマン/sinh,cosh,tanh 記号の兄弟仁義/sgn アミダくじから行列式へ/| | 連立方程式一発解答法/rank 数学にもランキングがある?/dim 4次元探し/Im,Ker すべては0が支配する/tA,A*,trA
形のいいものが貴重なのです
第3部 ハイレベルの数学~偏微分も記号で理解
d(P,Q) 距離は長さと限らない/A,A,∂A 現代数学への入り口/δx 信じられない関数/・ 仕事量もわかる便利な内積/× 空間で親しむ外積/i,j,k 実数,虚数ときて,次は何数だ?/∂/∂x 偏微分はこわくない/∂(f,g)/∂(x,y) 多変数の積分のコツ/∫C 線積分ってどんな積分?/∬ 二重にインテグラルって/grad,∇ 日本の景気は底なし沼?/div 流れを数学する/rot,curl それでも地球は回る/Γ(s)n!を拡張するとこうなる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

27
+や%などのよく見る数学記号からrotや∫∫などの普通に生活していたらまずお目にかかることのない高度な数学記号まで解説したという意外に濃い内容の一冊。「こんな数学記号あるんだ」という項目になるとただ読むだけになるというのがもどかしいが、十分に勉強になるし、たまたま手を出した本で数学記号の不意打ちを防げるようになったと思いたい。初歩的な記号でも豆知識があるので楽しい面もある(例:per centum(ラテン語:100について)→cento(イタリア語)→cto(略語)→%)。2021/12/27

ピチャ

14
数学に詳しい友人におすすめされてもらった本。内容は3章あって、難易度が違う。どれも読みやすくわかりやすく書いてある。私には第3章の内容は難しかったので通読できていないが、2章まで楽しく読ませてもらった。

Iwata Kentaro

10
門外漢にはとても楽しい本で、文章も洒脱。通読しかできないのが門外漢のつらさ。精読は老後の楽しみに(たぶん)。2022/12/31

ぺあの

4
やっぱり、たまにはこの手の本も読むと、学生時代を思い出して少し愉しい。 まあ、内容は不理解の部分も多いけど。2025/03/05

もれ

4
中学から大学で習う数学の断片について。公式や定理の説明や導出ではなく、それらが発見された経緯や意味についてほぼ文章で説明される。私は理系の出身だけど数学がずっと苦手で、久しぶりに再会したという感じ。載っている定理などほぼ見たことはあったので、苦手なりにも昔は頑張ってやってたんだなぁと少し誇らしくも思った。折角大学まで勉強したんだから、趣味としてたまに数学に触れるのもいいなと思った。 集合論や解析数学とか抽象的なところはわからないけど、幾何学におとしこめる範囲なら少しずつ勉強できそう。2021/05/09

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