内容説明
今世紀アメリカが生んだ最大の恐怖小説家ラヴクラフト。彼が深化させた宇宙的恐怖の大系は、今日なお後出の作家達によって連綿と書き継がれている。ラヴクラフトをはじめとする8名の作家による傑作11篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴィオラ
9
たまーに読みたくなると言えば、ホームズパスティーシュとクトゥルー神話。クトゥルー関係のラノベも少し溜まって来たし、ちょいまとめて読もうかと。 このドラキュラ叢書の一冊は、多分再読。そしてダブって買った一冊。荒俣宏さん編集ですが、なかなかにポイントを押さえた4部構成で、クトゥルー入門の一冊としては最適かも。 それにしても「君は死にそうになりながら、何故に手記を書き続ける」問題w2018/01/20
gu
4
荒俣宏の解説と作品の並べ方が良い。遠回しな仄めかしをせず、場合によっては描写すらしないで「恐ろしい」だの「忌まわしい」だのと言葉にしてしまう無粋さが妙な魅力になっている。それがクトゥルー(ク・リトル・リトル)神話の面白さだと思う。C・A・スミスの『白蛆の襲来』が気に入った。2012/07/27
なにがし
2
クトゥルー、クトゥルフの名で称される一連の怪奇作品群の触りが手堅く収録されているので入門にもよろしいかと。現代の作品に親しんだ上で顧みる古典の中に、ルーツの源泉を垣間見る瞬間がなんとも言えず面白いのです。2011/05/19
可兒
2
荒俣宏と聞いて。かなり多くの神話が、百年足らずのうちに作られたことは、やはりとても興味深い。しかし荒俣さん、ク・リトル・リトルはないですよ2009/10/15
j
1
ピンと来ないホラー小説集。なんかこれ知ってるぞ?と思ったら、昔クトゥルフに興味持ったときに読んだ。しかし読んだことすら忘れてた。小説としてつまらない。クトゥルフの雰囲気つかむにはいいかも。2017/05/31