内容説明
ありのままでいることが、幸せとは限らないと思っていた
シェアハウスさざんか――そこは同性カップルであることを隠すための男女四人の隠れ家
さまざまな理由から同性カップルであることを世間から隠すため、二組の同性カップルの男女四人は、「異性カップル二組を演じている同性カップル二組のシェアハウス暮らし」をすることになった。「さざんか」のルールは、シェアハウスに客を入れないこと。四人でのシェアハウス生活は気楽で、落ち着いた日々だったが、そうした暮らしにも歪みが生じ、やがて自分たちのこころに向き合っていく――
装画・またよし
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まり
7
図書館本。二組の同性カップルが…ってあったから恋愛で揉めて大変なことになるのかと思ったら全然そんなことはなく…意外にあっさり、ほのぼのしていた。同性同士であれ異性同士でお互いが一緒にいて安心できるのが一番だと思う。恋愛部分が少なめだったけど…美味しそう料理がちょこちょこ出てきてたので、そっちをもっと出してくれてもよかったなぁ〜。2021/12/27
ぽんだま
5
ありのままの自分でいきることは簡単ではないなと思う。色々なひとがいるから罪悪感は感じなくてもいいと思う。2023/02/26
えいみ
5
ー「家族は家族だけど、私は私。私は私の世界で、ちゃんと生きてみたい」 最初は同性愛者の話だと思ったが、家族っていうは何かとの思考はもっとぴったりかも 2021/06/29
久遠の縁
5
そのままテレビドラマになりそうなと思ったら、脚本家さんだった。想像を裏切らないお話でした。2021/02/03
ごま麦茶
5
ありのままで生きることに憧れるけど、ありのままでいるのって難しい。ありのままで居れる相手って大切で、そんなひとと出会えることが羨ましく思う。そんなひとと一緒だからって、絶対に幸せなことばかりじゃないとは思うけど、それでも彼ら彼女らに幸せが続きますようにと願いました。心があたたかくなるお話でした。2021/01/26