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内容説明
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ひろい うみの まんなかへ
いとうひろしさんの代表作のひとつ『おさるのまいにち』の名脇役
うみがめのおじいさんが主人公のおはなし
ひろいうみのすみからすみまで たびをしてきた うみがめのおじいさん。
そのたくさんのおもいでが おじいさんのこころとからだを つくっています
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いこ
96
うみがめのおじいさんは「ものすごいとしより」で、海のまん中でゆらゆら揺られうつらうつらと昔のことを思い出している。楽しかったこと、ちょっと痛かったこと。その内おじいさんは「うみとひとつになって」頁から消えてしまう。読み友さんは「幸せな逝き方」と仰るが、未熟者の私はやっぱり少し悲しくなってしまった。この世から去るということ、幸せな逝き方ということ…。この絵本は、なんとも柔らかい絵とどこまでも優しい文章で描かれている。しかし、「あなたの人生、本当にそれでいいの?」と強烈に問うてきた。私にはそう思えた。2023/11/11
やも
90
うみがめのおじいさんが見ている走馬灯のような。生きている時間が長くなるにつれて、記憶が曖昧になったりしながら、ゆらゆらプカプカ何を思うのかな。何も思わなくて良いのかな。ただ、あるがままの今の自分がいるだけ。ただ時の流れに漂うだけ。すごく短い絵本なんだけど、読みながら泣きそうになった。私もお気に入りの思い出に、これからも出会えるといいな。何かや誰かを思い出す時に気持ちよくいられますように。2023/10/26
yomineko@猫と共に生きる
74
読み友様からのご紹介本です📙ものすごく長寿のウミガメのおじいさん。今日もゆらゆら波間をゆったりとしています。色んな人生があったなぁと思い返しつつ、おじいさんは今日もゆらゆら。人生ってこういうものなのでしょうか。2023/11/11
レモングラス
64
読友さんのレビューに惹きつけられ読みました。ながいじかんをかけてびっくりするくらいとしをとったうみがめのおじいさんのおはなし。この絵本を眺めていると、一緒に波に揺られているような心地よさを感じます。波に揺られ、思い出とともにゆらゆらと‥‥読み終えてすぐ夫にも薦め、読了した夫もとてもよかった、と。おだやかな、やさしい時が続きますよう、この絵本はお守りとして飾っておきたい。思い出を沢山作りたい。出会えてよかった大切な絵本です。いとうひろしさんを読んだのも久し振りでした。ありがとうございました😊2023/10/23
10$の恋
37
広いうみの真ん中でぷかぷかうみがめのおじいさん。いろんなことがあったなぁ…あんなことこんなこと。「そうだね」と思う私。これは私の今の気持ちに似てる。若くはない私は、たまに家族や友人に「いろんな出合いや経験をいっぱいしてきたから、自分の人生に満足。幸せに感謝。ありがとうね」と伝えてる。ありがたい環境にぷかぷか。読書メーターでゆらりゆらり。大きな船は試練の比喩かな?試練も通り過ぎれば良き思い出。哀しみも懐かしさも全部受け入れて、やがてみんなの記憶の中にとけこむ日を迎えるんだろね。穏やかに人生を全うしたいな。2023/11/10