ちくま文庫<br> カルト資本主義 増補版

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ちくま文庫
カルト資本主義 増補版

  • 著者名:斎藤貴男【著】
  • 価格 ¥1,023(本体¥930)
  • 筑摩書房(2021/02発売)
  • 初夏を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/1)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480435781

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内容説明

「超能力」「永久機関」……オカルト研究に投資する企業を徹底取材したノンフィクションの傑作! バブル崩壊以降、日本の企業社会が傾斜していった研究とは? ソニーの中にあった「超能力」研究所。「永久機関」に投資する商社。これらの現象は深層で繋がっていた。現在の政治社会におけるカルト状況について新たに取材、序章、最終章分を書き下ろした。

目次

はしがき
文庫版序章 カルト国家の愛国・道徳オリンピック狂騒曲
第一章 ソニーと「超能力」
第二章 「永久機関」に群がる人々
第三章 京セラ「稲盛和夫」という呪術師
第四章 「万能」微生物EMと世界救世教
第五章 オカルトビジネスのドン「船井幸雄」
第六章 ヤマギシ会──日本企業のユートピア
第七章 米国政府が売り込むアムウェイ商法
文庫版最終章 「カルト資本主義」から「カルト帝国主義」へ
主要参考文献
解説 武田砂鉄

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

38
ソニーと超能力、京セラ稲盛和夫という呪術師、オカルトビジネスのドン船井幸雄、ヤマギシ会、アムウェイ。目次だけでも面白そうな予感。スピリチュアルなものに本気でハマる経営者たち。元本が1997年とちと古いけど、相変わらずスピリチュアル界隈はまだまだ元気だし、なにか時代を覆う空気感はコロナ禍でじんわりとそっち方面に行きつつあるような。文庫の解説が武田砂鉄。2021/05/12

hatayan

33
政府や経営者を批判的に考察してきた斎藤貴男氏が1997年の著作に2018年の状況を加筆。 ヤマギシ会、EM農法、アムウェイ、船井幸雄などに取材。従業員の心を操り経営者の意のままに動く組織を仕立てる手段として、物質的な事実よりもスピリチュアルな主観を好む「ニューエイジ思想」が注目されることを示します。 稲盛和夫と元号法制化や改憲運動で近年注目された「日本会議」がつながっている箇所を読んだときは、執筆時の90年代と安倍一強の現在が地続きであり、「カルト帝国主義」の時代に入りつつあることを感じさせました。2019/04/27

ゲオルギオ・ハーン

24
仰々しいタイトルですが、中身は『トンデモ本の世界』の企業版といったもの。トンデモ本の世界の場合は執筆者に専門知識があるので鋭くクスッとくるツッコミと文章で読んでいて面白いのですが、本書の著者は経済学や経営学、理系知識があるわけでもないので内容的にはウサンクサイ会社、事業紹介と体当たりインタビューをまとめただけと少し物足りない。タイトルにある『カルト資本主義』についての定義が主観的かつ曖昧で、どうまとめたいのかがよく分からなかった。執拗なオリンピック批判と安倍元総理批判的にこの著者も少し怪しいような(汗)。2021/08/01

Toska

23
ソニーの超能力研究くらいであればまだ愉快な裏話ですむのだろうが、どんどん笑えなくなる。企業人がオカルトに魅せられるのは単なる「趣味」ではなく、「実益」の側面があった。社員を自発的に、また疑問を持たずに働かせるための心理的な仕掛けとして、極めて使い勝手のいい方法であるからだ。その具体的なやり口、またニューエイジとの歴史的なつながりについて綿密な取材を基に論じた労作。人々に没我の奉仕を求めた大日本帝国のスタイルが、戦後も形を変えビジネスの世界で流通していたことがよく分かる。2026/03/13

月をみるもの

19
EM 菌が、世界救世教や沖縄と深く長い関わりを持っていることを知って驚いた ( https://www.jstage.jst.go.jp/article/religionandsociety/15/0/15_KJ00006015205/_pdf ) 「光る君へ」をみてると、平安貴族のあまりの迷信深さに驚くが、現代人もたいしてかわらない。というか、ほぼ一緒。2024/03/11

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