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内容説明
偶然見かけたおばあちゃんの後を追いかけていくと、思いも寄らない光景を目撃してしまう『宵宮の日のゆかた』。年老いた姉妹の秘められた恋物語が明らかになる『寒修行のころ』……。おばあちゃんを案内人に、日常からふしぎな世界を垣間見る計12編の傑作短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たぬ
13
☆4 おばあちゃん×少女のお話が12。ファンタジーはファンタジーでも民話がベースになっている雰囲気でした。間違いなくこの世のものじゃないってわかっても恐怖心よりも好奇心やわくわく感のほうが勝るのね。不思議な体験をしちゃったなあ…ってにんまりしちゃうような。ラストのイギリス人おばあちゃん(享年80)はどうすんだこれ状態で進行してたけどハッピーエンドでよかったよかった。2024/12/22
shiho♪
6
おばあちゃんとの会話って孫にとってはそれ自体がもうファンタジーなところがあると思います。 普段の祖母・孫の何気ないファンタジーが柏葉さんの手によって、座敷童子やお地蔵さまが出てきたりして、より不思議なお話に仕上がっていて面白いです。 表紙に描かれている、キツネのマフラー(襟巻き)をしたおばあちゃん。旦那のおばあちゃんもお着物と合わせてキツネのマフラーしてた上品なおばあちゃんでした。いつもおばあちゃんと話すのはちょっと気難しくて緊張したなぁ。今となっては良い思い出です。2020/08/07
ちいさこ
4
「ふしぎなおばあちゃん」がいっぱい登場する、柏葉幸子さんの短編集。わたしは最後の二つのお話、「清水小路がきらいなお話」と、「エバリーン夫人のふしぎな肖像」が好きだった。あとまえがきもすてき!実際に自分のおばあちゃんがあんなだったら嫌かもしれないけど、柏葉さんの描く、ちょっといじわるなおばあさんって好きなんだよね。エバリーン夫人のお話は特に、『霧のむこうの〜』みたいに、ファンタジーと大人の切ない関係がエッセンスとして入っているところが好き。大人もみんな、かつては子どもだったことを思い出させてくれる。2022/07/03
HNYYS
3
図書館本。不思議でファンタジーなお話、ということで軽く読めるのかと思っていましたが、個人的には怖さの方が増していました。おばあちゃんと生活している世帯が減っている中で、こうした孫と祖母の関係性が上手く築けていれば、祖母の行動や言葉に重みがあるかもしれませんが、自分にはなかなか受け入れづらいものがありました。2020/03/18
二条ママ
1
長女小4。独り読み。
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