内容説明
幕末維新を駆ける抜ける、若き群像!
2021年放送、注目の大河ドラマ『青天を衝け』を、とことん楽しめむためのガイドブック第一弾が登場。
現行制度や貨幣制度づくりに携わり、約500の会社、約600の社会事業団体の立ち上げにかかわった「日本資本主義の父」渋沢栄一。彼を主人公に、幕末維新の群雄が、日本の未来をつくるために駆け抜けます。尊王攘夷の志士から幕臣へ。幕臣から明治新政府へ。官僚から民間の実業家へ。挫折と変転を繰り返しながら、高い志で運命を切り開いた渋沢栄一と仲間たちの物語です。
ドラマ・ガイドでは、まず巻頭に主演・吉沢亮と橋本愛、高良健吾の「幼なじみ」座談会。出演者を含めた豪華出演陣のインタビューでは大河ドラマに向き合う生の声をお届け。ドラマ制作の裏側、あらすじ、撮影ロケ日記など、充実の内容に。歴史的な背景がわかる読み物や舞台地紹介など、多角的に「青天を衝け」を楽しめるページも。美麗グラビア満載でお届けする、大河ファン必携の1冊!
※電子書籍
■前編インタビューに登場の出演者
吉沢亮/小林薫/和久井映見/村川絵梨/高良健吾
成海璃子/田辺誠一/満島真之介/橋本愛/岡田健史
平泉成/朝加真由美/草なぎ剛/美村里江/川栄李奈
竹中直人/原日出子/渡辺いっけい/津田寛治
堤真一/木村佳乃/吉幾三/渡辺大知/上白石萌音
大谷亮平/平田満/岸谷五朗/要潤/小池徹平/玉木宏
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろさん
14
図書館の書架にあったので借り出した。血洗島のシーンのロケはオープンセットでかなり広い土地に桑畑や、藍畑も実際に作ったとテレビで見ていたのでセットの全容を知りたくて借りました。青天を衝けのテーマ音楽の指揮をしているのはNHK交響楽団の正指揮者の尾高忠明さん。ドラマに出て来る尾高惇忠と同じ姓なのねと、プロフィールを見れば渋沢栄一を曽祖父に持つ親族ですって!小さな情報ですが、こういう発見が楽しいですね。またこの本の広告は渋沢栄一に所縁のある企業ばかりという豪華さ。ドラマは今から江戸編。楽しみです。2021/05/16
nbhd
12
加速度的に資本主義に興味を持ち始めた今日この頃、加速度的に資本主義を拡大した渋沢栄一さんの生涯を描いた大河ドラマ「青天を衝け」をNHKオンデマンドで見るべきか否か、加速度的に迷っている。感想→第1位、渋沢栄一さんは確かに平泉成さんに似ている。第2位、ドラマは渋沢さんの話と徳川慶喜をはじめとする末期徳川の話が、村上春樹の小説っぽく2軸で進行するそうだ。水戸藩からの徳川慶喜…あたりの歴史に詳しくないのでとても気になった。第3位、丸の内の東京商工会議所本部には渋沢ミュージアムがあるんだって、行ってみたいな。2024/08/08
みなみ
6
後編も今日買ってきたのでこっちも登録。大河ドラマのガイド本。ここ何年か大河ドラマは好みに合なかったが、本作はとても面白いと感じる。前編で取り上げられているのは16話(恩人暗殺)まで。血洗島の映像が衣装含めとても美しいのだが、メイキングを読めるのが嬉しい。2021/06/25
だまし売りNo
6
毎回、冒頭に徳川家康が「こんばんは、徳川家康です」と登場することが話題である。幕末を舞台としたドラマに場違いな印象がある。一方で渋沢栄一『論語と算盤』では徳川家康を高く評価する。「もっとも戦争が上手であり、世間とつきあっていく道に秀でていたのが徳川家康公である」(渋沢栄一著、守屋淳訳『現代語訳 論語と算盤』筑摩書房、2010年、17頁)。渋沢栄一のドラマで徳川家康を登場させることは実は合っているかもしれない。2021/04/11
Jiemon
4
演出家の黒崎さんが書いているように、渋沢栄一は非業の死を遂げた悲劇のヒーローでもなく、向かうところ敵なしの強い武将でもない。しかし、日本の近代化に係る様々な産業を立ち上げ、係わったことで、地味であるが、色々なところに「渋沢関連」の会社があり、それに関連する展示も多い。今年の大河ドラマ館は生まれ故郷の埼玉県深谷市と、東京の邸宅地である北区飛鳥山の2か所。東京商工会議所には渋沢ミュージアム、日銀の貨幣博物館や、東京ガスの「GAS MUSEUM がす資料館」も関連施設。特別展は、さいたま市の県立博物館で開催中。2021/04/16