性別Ｘ（１）

著者名：みやざき明日香【著】

講談社（2021/02発売）

• ISBN：9784065223024

内容説明

Xジェンダーって知ってますか？？　今、性について楽しく知りたいアナタに贈る。男でも女でもない、「X」な私のコミックエッセイ。

みやざき明日香、33歳。親友の結婚から3年半、自分が女性を好きだとようやく自覚する‥‥。
しかもレズビアンでもなく、性別は「X」。
この物語は、なんとか女性と幸せになるために奮闘する「私」ことみやざき明日香の、日々の記録。

性が違えば世界も違って見えてくる。「性別X」で生きる人間の物語に、刮目せよ！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[筑紫の國造]

「Xジェンダー」という言葉について、自分自身ほとんど知らなかった。著者も、自分が性的少数派だと気づいたのはごく最近だという。それでいて親みやすく、むしろ自分自身についても色々と考えさせられる部分が多々ある。著者の好みや考え方もかなり赤裸々に描かれているが押し付けがましいわけではなく、非常に理解しやすい。趣味趣向をユーモアを交えて描けるのは、著者の純粋な力量だろう。巻末の文章も「次も読みたい」と思わせてくれる。ほぼリアルタイムの漫画なので、コロナ渦中どんなことがあったのか、とても気になるところだ。

2021/02/25

[クマリカ]

おすすめします。　セクマイの中でもさらに謎多きXジェンダー。　L組合に出没しつつアウェイ感に悩む筆者のリアル過ぎる告白。　自己の身体性や性についてここまで客観的に突き放して、まるで他人のそれのように描くのは、その悩みの深さのせい？　絵柄は好みじゃなかったけど、そんなのどうでも良い位お話にひきこまれた。　底無しの自己開示に好感。　星和出版から強迫性障害の本出されてるの興味深い。

2022/08/07

[かやま]

人間というのはほんと複雑な生き物だ。こういうマンガを読んでまず思うのは幸せになりてえよなあという事だよ。人魚姫回の担当のつぶやきには笑った。どこかでマンガにして発表してほしい。

2021/02/26