内容説明
ある慈善イベントで、ケイトのキスが高額で競り落とされた。上品な雰囲気の黒髪の紳士がステージに向かって歩いてくる。その顔が見えたとき、ケイトの心臓は跳ね上がった。ティアナン・クイン！ 私の初恋を踏みにじった、親友の兄。10年前、情熱的なキスののちにきっぱり拒絶されて以来、自信喪失してすっかり男の人は苦手になってしまった。これまで慎重に彼を避けてきたのに、会えば今も心の傷は疼く。私とのキスに何十万ドルもの大金を払うなんて、どういうつもり？すると彼は壇上のケイトをぐっと引き寄せ、その場で権利を行使した。次の瞬間、ケイトは18歳に戻り、激しくキスを返していた……。■2010年にデビュー以来、ドラマティックな作風でファンを増やしている新進気鋭のアビー・グリーン。長いあいだ忘れようとして忘れられなかった男性への想いを、繊細な筆で綴ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mari
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★★★2012/03/16
MOMO
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自意識過剰で被害妄想気味のケイトちゃんも、自己中心的な考えをする傲慢男ティアナン君も最後まで好きになれないまんまだったわ。まず１０年前の１８歳のケイトちゃんが問題なのよ。この嬢さんときたら、もうじき結婚して父親になるという話を聞きながらも、ティアナン君にキスするのよ。で、妹の友人でありバージンの嬢さんを傷つけまいと、欲望を押さえつけて拒絶したティアナン君に腹を立て恨みに思い、なおかつ傷ついたまんま１０年を過ごしたらしいの。それもトップモデルとして活躍しながら！おまけに彼女の自分を卑下する言葉ときたら！2011/12/26
