内容説明
あやしげな隻眼の浪人が店主を務める『柳家』は、用心棒から借金の取り立てまで、およそなんでも引き受ける便利屋。
なんともいかがわしい店ではあるが、この店主、じつはある筋では、とんでもない有名人――数年前に死んだはずの剣豪・柳生十兵衛三厳、その人である。
長らく幕府の隠密だった十兵衛は、闇稼業に嫌気がさし、自らの死を装って市井におりてきたのだった。
そんな十兵衛、第二の人生を楽しむべく、柳家にもちこまれるさまざまな事件に首を突っこんでいく。しかもその相棒は、新陰流の正統を継ぐ天才・柳生連也……そして、これまた伝説の剣豪である佐々木小次郎であった!
必殺剣が飛び交う夢の新シリーズ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
42
苦笑、前回読了の「伝説の隠密」が面白かったので他の著書を探してみたらこの本が。出だしからけつまずいた(笑)。だってね死んだはずの柳生十兵衛や佐々木小次郎が登場するんですよ。まぁそれも良しとするかと読了。「魔性」じゃ凄い女性を登場させてくれましたが、幡随院長兵衛と目を合わせたらどんなことになったでしょうね。彼も虜になったでしょうか？。ついでながら二巻目もありますので読ませて頂きます。2023/06/17
