ガガガ文庫<br> 双神のエルヴィナ

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ガガガ文庫
双神のエルヴィナ

  • ISBN:9784094518894

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内容説明

ヤバい女神と契約した少年の恋と戦いの日々。

遥かな昔。あらゆる世界の支配者の座を巡り、美しき女神たちが争いを繰り広げた時代があった。いつしか牙の抜けた女神たちは、愛という虚飾で自らを偽り、穏やかに人間界を見守るようになる。

幼い男の子・創条照魔は、地上にお忍びでやって来た女神と出逢い、恋をした。いつか再会する約束を交わして別れ、女神にふさわしい男になろうと努力を重ねて逞しく成長。小学生にして一企業の社長を任されるまでになるのだった。

しかし現代。照魔の淡い初恋を余所に、神の国・天界では女神が異常発生してしまっていた。収拾がつかなくなった女神たちは、次の創造神――すなわち天界の支配者を決めるため、太古のように暴力で覇を競い始め、その争いの炎は人間界にまでも及ぼうとしていた。それを知った照魔は、自分の初恋を叶えるため、世界の平和を守るため、自らの会社を女神に特化した運用をすることを決意。利害が一致した最強の女神の一人・エルヴィナとともに、社長として戦いに臨む!!

『俺、ツインテールになります。』の水沢夢&春日歩コンビの最新作は、世界を超えた、少年と女神の恋と戦いの物語。その女神たちは美しく、そしてヤバい! 今ここに、女神大戦の幕が上がる―――!!
(2021年2月発行作品)

※「ガ報」付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

71
設定が凝っているにも関わらず、スッと内容が入ってくるし、文章がこなれていてとにかく読みやすい。天界からやってきた女神エルヴィナがなんだかんだ言っても人間界に興味津々で、カルチャーギャップに戸惑ったり喜んだりする様が可愛らしかった。ラブコメパートが長めなものの、ギャグがキレるので面白みは多々。後半の巨大ヒーローもの風なバトル描写も、熱い。ヒーローものの特撮やアニメの勘どころ押さえたような内容で、楽しめる。出てくる女神がみなヤバげなのも可笑しい。バトルシーンをもっと読みたかったが、そのへん次巻以降に期待だな。2021/02/21

まっさん

31
★★★ 「俺、ツインテールになります。」の作者が描く新作ファンタジー作品。個人的に合うところと合わないところが混在していて評価に困るなという印象を受けた。面白かったと思うのはやはりその世界観。幼い頃に出会った女神との大切な思い出を胸に研鑽し続けた一人の少年が、実際に天界に行く事によって現実を知り、女神に対しての理想を下方修正しながらも自身の大切な物を守るために彼女たちと戦う〜という設定は割と好みであり、敵陣営の女神もいわゆるなんちゃって女神ではなくきちんと個性を持って描かれていた所は良かったと思う。→2021/07/10

ひぬ

22
俺ツイでお馴染みの水沢先生の新作。アツい特撮風戦闘もの。幼い頃に出会った女神に恋をし、再会を約束した主人公・創条照魔。しかし、六年後に彼が出会った女神達は、ヤバかった。自分の世界を守るため、運命共同体となってしまった最強の女神の一人・エルヴィナと共に戦います。なんというか癖の強い作品でした。色々とおかしな登場人物ばかりですが、笑いあり、涙ありの物語で、これから話がどう展開するか気になります。ラブコメ成分よりバトル描写が多めだと嬉しいですが、その願望はあとがきで撃沈。2021/04/15

のれん

22
『俺ツイ』の特徴であった可愛い主人公に、肉食系女子たちの暴力付き漫才が今作でも活かされている。 展開やギミックだけでなく、謎の多い技術を肯定するなど暗い展開を予想させる設定は平成初期の特撮を思い出させる。 作者のやりたいことをやった気持ちのいい作品だったが、ヒロインのエルヴィナの描写に少し違和感。 傲慢系の中二病でポンコツなのに、口が回るせいで彼女にダメージがない。ラストまで見ると必要だとは分かるが、彼女への感情移入のためにもうちょっとキャラを動かして欲しかった。2021/02/19

ささきち

15
青髪キャラに胸があるだと!?それは許されることなのか!と最初に思ってしまう程度には青ってカラーのイメージがあるんだよね~。先生の新作なんだけど俺ツイやふぉーくーるみたいに今回の主人公は女神キチなのねと思っていたのだが他のと比べてなんというか超普通だったのがちと残念、6歳の頃に出会った女神に恋をしてそれから6年間女神との再会を願いながら成長してきた照魔は突然女神が住む天界に飛ばされそこで起こっていた女神同士の殺し合いに巻き込まれエルヴィナを救うと同時に自分が死に彼女の力を分けて一蓮托生な運命共同体となる。2021/04/06

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