内容説明
知らず知らずのうちに、無礼を垂れ流していませんか?
「得意気に下ネタを言う」「上司には弱く部下には横柄」「忖度しすぎて自分の意見をはっきり言わない」。無自覚であればあるほど、それは本人の価値を大きく下げ、人生の痛手となる。誰もが一度は経験したことがあるであろう、男性ならではの不作法の数々を痛快に斬る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつこんぐ
32
お風呂のお供本。『女の不作法』が面白かったのでこちらも即購入。職場の患者さんにもセクハラジジイや昔の自慢話が長いじい様が結構います。時々「俺が院長に言ったらお前とかすぐ首に出来るんやきの!!」とかのたまうパワハラ親父も出現します。患者さんを見ていても過去の栄光にすがりつくのは男性が多いような気がします。本人達は「どうだ、すごいだろう」と思っているのかもしれませんが、私の頭には浮かぶのは「弱い犬ほどよく吠える」という言葉。何事もほどほどがいいですね。2021/03/25
takaC
10
『女の不作法』ほどには笑い流せなかった。自分が男なせい?2022/01/16
ひつじパパ
2
もし、内館さんと対面でお茶する機会があったなら私も何か一つの不作法をやらかすかもしれない。この本は不作法についてのアレやこれやが書かれているが、要は、内館さんは道理と品格と教養を身につけろ、と言っているように思える。その為にもこれをやったら相手はどう思うかを考えて行動しなければならない。学歴優秀で、社会的立場が上の方もやらかしてしまう不作法。私たちは常に思いやりを持って行動しないといけない。じゃないと、「結局、頭が悪いのよ」で片付けられてしまう。2022/03/24
才谷
1
「プレゼントの意味をくめない」の話で、え?何が悪いんだろう?と思ってしまったのでこれからは気をつけないといけないなあと自戒。相手が自分のためを思ってしてくれたモノだから、「○○(妻や娘)が喜ぶよ」なんて言ってはいけない。自分がもらって嬉しいことを伝えればいいのだ。2021/04/17
がんちゃん
0
不作法の多くは、自慢であれ愚痴であれ思い出話であれ、一言二言ではすまず、過剰にやってしまうこと。どこの誰が、自慢やら愚痴やらを延々と聞きたいものか。過剰にならぬよう、意識して抑え込むことこそ、作法の第一歩。誰にとっても、仕事や環境、人間関係、日常生活等々すべてが、磨き砂となるのかもしれない。その中に、きっと「人のふり見て我がふり直せ」という教えもあるに違いない。2021/08/15