金融バブル崩壊 危機はチャンスに変わる

個数:1
紙書籍版価格
¥1,980
  • 電子書籍
  • Reader

金融バブル崩壊 危機はチャンスに変わる

  • ISBN:9784296108626

ファイル: /

内容説明

もはや、いつ大暴落が起こってもおかしくない――。
コロナ禍が長引く中、高値更新が続く株式市場。しかし、空前の低金利や日銀のETF買いを受けたバブル相場に崩壊の危機が迫っています。もし、金融バブルがはじけたとしても、それをチャンスに変えて稼いでいくために、どう考え、どう行動すべきなのか。長期投資の第一人者が、その哲学を熱く語り、投資戦略をクールにひもときます 。

世界の債券市場や株式市場が収拾のつかない投げ売りの修羅場となることが予想され、それを引き金に、あらゆる金融商品の価格が瓦礫のように崩れ落ちていく。そしてインフレが起きる。財政赤字や債務問題を抱える各国政府や中央銀行に歯止めを利かせる余力は残っておらず、人々の生活はズタズタにされる――。

しかし、不安をあおるのが本書の主旨ではありません。現代の金融システムや、古今東西の歴史を振り返って「バブルの仕組み」を分析し、その崩壊局面に備えて、どうすればしっかりと身のまわりを固められるのか、をわかりやすく解説します。経済の本質を知り、自分の頭で考えることで、遠くない将来にやってくるであろう経済混乱をチャンスへと転じる投資戦略を学べる1冊です。

目次

はじめに
第一章 膨張を続ける世界の金融市場
第二章 世界経済はバブルの上にバブルを積み重ねている
第三章 過去のバブルから学ぶ
第四章 ないがしろにされるマーケット機能
第五章 金融バブルは大崩落の途に
第六章 インフレは、もうはじまっている
第七章 世界経済は大荒れに向かう
第八章 アクティブ運用が大復活する
第九章 バリュー投資は死んだのか
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のり

6
微妙。ノストラダムス論法とでも呼べば良いのだろうか。バブルが崩壊すれば、そら言った通りになった!崩壊しなければ、いずれ必ず崩壊する!どっちに転んでもどうとでもなる本。約300ページあるが同じことの繰り返しで、300ページもいらない。バブルが崩壊後も人々の生活は止まらないという観点から、生活者投資家という種類を提言し、安く買って高く売る方法が書かれている。生活からなくならない企業を応援するということで、売り買いする方法をこの本では長期投資と呼んでいるが、それは長期投資と言えるのか疑問である。2021/07/04

みやちゃん

2
うーん、何か違う。という読後感。 バブル、異常な金融情勢という事には同意。だからといって、今の状況を否定できない(相場は事実を語るしかない)。 誰にも先のことはわからないから、わかるように述べることは無理がある(先の読めないことに、売買のタイミングを語ることは無理がある)。 だから長期投資だと思うし、借金せずに、損失を耐えられる範囲で投資する。 テレビで見る澤上さんは、自信満々、やや傲慢にも見えるが、この本を読んで、そうだろうなと感じた。2021/10/21

クマ

2
お金刷りすぎ、株主のせいで企業が短期的な利益追求しすぎ、年金機構ゴミ、などなどの要因で金融崩壊。 そのときに真価を発揮するのがバリュー投資。 300ページあって情報得られたのはこれだけ。俺が悪いのか2021/06/08

A.Sakurai

2
コロナ禍の中の株高はやっぱり変だよな、と思っていたところへ澤上さんの本が目に入った。要するに財政破綻論なのだが、リフレ派の金融政策、インデックス投資、機関投資家の短期資金運用、財政規律の低下など危険性を挙げ、最終的に長期投資がいいぞと説得する、さわかみ節になっている。現状の株式相場はバブルと断じて、金融混乱とハイパーインフレを予測しているが、きっかけは国債暴落の確率が高いと考えているようだ。でも、日本は財政ファイナンス状態になっているのにインフレは来ていない。バブル崩壊があるとしても別のメカニズムだろう。2021/02/07

きよりん

1
これから株価が下がると思って読みました。2024/06/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17497004
  • ご注意事項

最近チェックした商品