神様はラケットを振らない（２）

著者名：志田ゆうすけ【原作】/丸山りん【著】

講談社（2021/02発売）

• ISBN：9784065220252

内容説明

主人公・りょうは将来有望視されたテニスプレーヤーであるがトラック事故にあい
両親を失い、利き腕の右手の機能もほぼ失って夢を諦めた。

だが、ファンを名乗る少女の応援によって左手でテニスを再開することに決めた。

しかし、その少女は実はトラック事故の加害者の娘だった。

衝撃の真実を知った主人公のまさかの決断とは――！？


共に戦うと誓い、ダブルスを組んだ久我りょうと雨嶺めい。初の試合で準優勝の成果を収めるが、二人の関係に気づいた周囲は……。そして、めいがりょうの祖父と向き合ったように、りょうもめいの家族と向き合うときが来る。そこでりょうが目の当たりにする“加害者”家族の現実……。止まっていた時間を動かすため、少年と少女は過酷な運命に立ち向かう。殺人事件から始まる、被害者と加害者と、テニスの物語、ここに完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[如水]

…まぁ打ち切りになるわな💧テニス関係無いもん、この話。強いて言えば『不幸が不幸を呼ぶ』見たいな💦1巻の冒頭で【罪と罰を問う異色スポーツ】って有ったけど・・・話の全てが『ありえね～』と思う位大不幸大会な話でした。2巻は大会後にマス○ミが駆け付け美化させるドキュメンタリー番組作りが始まったり、友達の「のぞみ（1巻から影ありそうな感じはしてたが）」の家庭環境にスポットライトが当たりつつ…と言う所。少しシュチュエーションを変えての小説なら読んでみたい気もしますが…漫画では限界では無いかと。

2021/05/06

[なけなしの不安要素]

事故でテニスができなくなり”翼をもがれた天才少年”と呼ばれた主人公が、その事故を起こした犯人の娘との出会いを通してまたテニスができるようになる話だった。両親を殺された主人公（事故の被害者）と主人公の両親を殺した父親を持つヒロイン（事故の加害者）がダブルスを組む展開が斬新だった。テニスを扱ったスポーツマンガではなく、ヒューマンドラマにテニス描写があるという感じだった。

2021/09/29