ジャンプコミックスDIGITAL とげとげ 1

著者名：土田健太【著者】

集英社（2021/03発売）

• ISBN：9784088826332

内容説明

穏やかな者が、世の「角」の格差社会を正す!!　原因不明の難病で、死期が近い藍馬純緒（あいばすみお）。彼には自分の頭にある折れていく角が見えていた…。そんな純緒の病室に、立派な角を持つ鬼、エネミーが！　彼女が現れたことでほかの人の角も見えるようになった純緒は、エネミーに角を狙われるが…!?　果たして角とは一体!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[悠遠]

病院に入院している主人公はある日、鬼をみて自分の死期が近いことを悟る。その鬼に強い者が弱い者の角を折る、角は生命力との説明をされ悪人の角を折ることを決意する。 うーん、面白さはやや薄め。自分の事情優先なところがあるからか？角を折って自分の生命力を伸ばしてみんなと幸せに暮らしたいってのはいいけどそれだけだし。勧善懲悪というほどスッキリともしない。

2022/01/04

[かなっち]

鬼のお話かと惹かれ、お試しで1巻を読んでみました。人々の頭には角があり（見えませんが）、その角が折れた時に死が来る…、そして強い者（権力者等）が弱い者の角を追って力をつけるという世界でした。想像とは違いましたが、悪い人を主人公がやっつけるのにスッキリして面白かったです。自分の命を永らえさせるという点が引っ掛かりましたが、好みの世直し的な感じで、2巻以降も読みたくなりました。

2022/02/17

[毎日が日曜日]

★★★

2021/03/08

[漫画四太郎]

スタンドのごとく見える者だけに見える角の大小が心身の健康を左右し、他者との上下関係にも影響する設定の秀逸さがグッドです。ストーリーは導入こそよいものの、進むにつれ被害者より加害者をフォーカスしているように感じられ、悪いとは言わないまでも目線が偏り過ぎでは？と思わされます。主人公が角を折ったことで助かった被害者の目線まで包括できるような作品になるのを期待したいところです。

2021/03/04