女子のチカラ

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¥2,640
  • 電子書籍

女子のチカラ

  • 著者名:米澤泉
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 勁草書房(2021/02発売)
  • ポイント 24pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326653973

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内容説明

本書は、「強くなりたい」と願い、日常の困難に立ち向かう女子を分析する。雑誌、コスメと美、下着、バッグとシューズ、ファッションビルの広告を手掛かりに、ファッションを原動力として、女子が強く生きていく姿を追う。美しさという「武器」を手に、装いという「知恵」を盾に、困難を乗り越える「女子のチカラ」を明らかにする。

目次

はしがき



序章 前に進むために――岡崎京子とファッション誌の女子

 1 岡崎京子論が見落としてきたもの

 2 消費、ファッション、岡崎京子

 3 大人になりたくない女の子たちのあがき



第一章 雑誌のチカラ――『Olive』というファッション遺産

 1 『Olive』をめぐる現象

 2 八〇年代オリーブ少女とは何だったのか

 3 大人女子と『Olive』



第二章 美魔女のチカラ――ポスト「コスメの時代」の美をめぐる冒険

 1 「コスメの時代」からポスト「コスメの時代」へ

 2 現代の美人はもはや白雪姫ではない

 3 希望の美魔女論



第三章 下着のチカラ――女子を導く自由の女神

 1 モードと乳房――下着ファッションの誕生

 2 コスメと乳房

 3 女子と乳房



第四章 バッグのチカラ、シューズのチカラ――人生のマストアイテム

 1 メインディッシュはバッグとシューズ

 2 バッグという小宇宙

 3 ヒールをめぐる闘い

 4 人生を歩むバッグとシューズ



第五章 広告のチカラ――パルコの女からルミネの女子へ

 1 「刺激」と「励まし」

 2 「裸を見るな。裸になれ。」――一九七〇年代パルコ広告

 3 「運命を狂わすほどの恋を、女は忘れられる。」――二〇一〇年代ルミネ広告

 4 パルコの女からルミネの女子へ――女の時代から女子の時代へ

 5 ルミネ映像広告の波紋――おしゃれは「需要」のためならず



終章 女子のチカラ――美しさという「武器」、装いという「知恵」

 1 女子力とファッション誌の女子力

 2 赤文字雑誌の青文字化

 3 大人女子――永遠の少女の自立

 4 岡崎京子と女子のチカラ



あとがき

参考文献



索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

もりけい

4
岡崎京子さんの漫画が登場するまで、少女漫画はファッションに関しては現実を反映しておらず、流行を追いかける女子からは「読むに耐えなかった」だそうな。漫画の描き手も多くは女性だと思われるが、趣味・知識が大きく影響するものなんだなと感じたしだい。2016/01/24

しろうさぎ

3
雑誌、コスメ、下着、バッグとシューズ、ファッションビルの広告を手掛かりに、女子が強く生きていく姿を論じている。筆者と同世代で「OLIVE」「an・an」「JJ」・・・と、まさに同じ雑誌遍歴を辿ってきたのでMILKのセーターやアツキオオニシのブラウス、VIVAYOUのバルーンスカートとか着ていたなぁ~と、昔を懐かしみながらサクっと読了。2018/02/26

三千

0
うちの姉と母は、ここに出てくる「青文字雑誌」の人達と言える。実際、母が読んでいるのは『GLOW』だし、前に私が大学の同級生に合わせてコンサバティブな格好をしたら嫌がった。それにしても、この著者の現代の女性を客観的に見れる眼差しは凄い。2017/03/09

ミヅキ

0
女子万歳みたいな、そういう内容。2016/12/09

BCG

0
むかしオリーブ読んでたので読んでみた。「女子」でここまで引っ張るのもすごいな。引用たっぷり。だから何?岡崎京子と蜷川実花は分かったから。内容、うっすいな。「女子」アピールはお腹いっぱい。年取ると見た目以上に考える事あると思うんだけど。2016/04/08

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