内容説明
診断ではなく支援を目的として開発された、日本生まれの新しい発達障害の評価尺度MSPA。特性の個人差をレーダーチャートで示すことで、生活上の困りにつながる特性とその程度が一目でわかるように工夫されている。2016年から医療保険の適用となり、医療・療育での幅広い活用が期待されるMSPAを開発者がわかりやすく解説!
目次
はしがき
第1章 発達障害を考える
1 発達障害者支援の現状
2 発達障害の特性
3 発達障害者のライフステージと困りの変化
第2章 MSPAとはどういうものか
1 特性と要支援度を視覚化する
2 生得的な発達特性を評定する
3 14項目の評価基準
4 MSPAの有効性
第3章 MSPAの活用に向けて
1 ライフステージごとの活用可能性
2 ぶれないツールとしてのMSPA
特別寄稿コラム
1 保育や教育の現場におけるMSPA活用のアイディア[清水里美]
2 幼児期、早期支援の現場における活用[若林彩]
3 教育相談での活用のタイミングと利点[山中陽子]
4 小学生・中学生への支援における活用[小川詩乃]
5 教育相談での活用事例[鋒山智子]
6 中学校での活用[鈴木英太]
7 クリニックにおける活用[馬見塚珠生]
8 臨床心理士として考えるMSPAの心理治療的活用について[天下谷恭一]
9 大学における学生支援での活用[岩井栄一郎]
10 医療現場における就労支援での活用[嶌田裕子]
11 支援者養成における活用[青山芳文]
Q&A
あとがき
索引