内容説明
感染源であり、最も苛烈なロックダウンを行った武漢での日々、そこから脱出したパリで再びロックダウンにあった日々。本書は、方方の『武漢日記』を補完する貴重な記録でもある。ビンタオは、新しい事態に遭遇するたびに、「奇妙だ、変だ、おかしい」と繰り返す。武漢をどうにか脱出して帰り着いたのは、マスクもなしに町を人びとが闊歩する「変てこな国」だった。世界中に、第二波・第三波が襲いかかっている現在、本書が過去の記録になる日はまだ当分来そうにない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
R
35
フランス在住の中国人筆者が、武漢に里帰りしていたらコロナ禍に見舞われ、統制下がどうだったか、脱出してパリでどうであったかを日記調で書いた本でした。非常事態では独裁下のほうが、よくも悪くも収束へ強い意思決定が行われるんだなと感じる内容だったんだが、訳者の注に、訳しながら辻褄が合わないところもあるように思うと書いていて衝撃的だった。なんでも鵜呑みにしてはいけないな、なんて正直な本だろう。とはいえ、実際に戦時下のような状態だったりもしただろうし面白い記録だと読めた。2021/05/11
ようはん
22
フランス在住の中国人である著者が故郷の武漢にてコロナウィルスによるロックダウンに遭遇し、フランスへの脱出までの日々とフランスでのロックダウンの体験を綴った日記。当時の日常から次第にコロナへの脅威が近づいていくプレッシャーと自粛の圧迫感等、自身が体験した事が思い出される。2021/06/09
スゲ子
6
『武漢日記』『武漢封城日記』に続いて3冊めの武漢ロックダウン日記。これが前2冊に比べてなんというか、若い!軽い!明るい!事態は深刻なのに言うことがいちいちおかしくて結構声出して笑っちゃった「バイオハザード中国編の世界にいるみたいだな」とか。1番おもしろかったのは「中国では軽微な違反には罰則がない」という話。じゃどうなるかというと警察に「お茶に招待される」!そして警察署でお説教を受けて調書にサインする。そしてその際「本当にお茶を出される」とのこと。情緒…!2021/05/29
Yasutaka Nishimoto
3
中国が感染を封じ込めたと聞いたときには、そんなバカなと思ったものだが、その手法の是非はともかくとして、いやにしっかりとコントロールし、大国としての面子を保っているのが分かる。著者のもう一つの故郷であるパリやフランス全土では、スタートダッシュができず、しばらくたってのロックダウンは、遅くなったとはいえ、効果が出てくるのだろう。一方、我が国日本では、緊急事態宣言を繰り返し、その都度ぶり返し、ワクチンも伸び悩み、そのリーダーの息切れ感は半端ない。実際の脱出劇は、スリリングだった。2021/06/14
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