新潮文庫nex<br> ひとでちゃんに殺される(新潮文庫nex)

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新潮文庫nex
ひとでちゃんに殺される(新潮文庫nex)

  • 著者名:片岡翔【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 新潮社(2021/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101802114

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内容説明

宙を舞うスキー板が、地下鉄の鉄扉が、墜落する信号機が、次々と呪われた生徒の首を断つ……。怪死事件が相次ぐ教室に、謎の転校生がやって来た。「縦島ひとで、十六歳です」圧倒的な美貌で周囲を虜にし、匂い立つような闇を纏う彼女の正体は!? 助かるためには誰か一人を生贄に差し出すしかない――悪魔に魅入られた高校生たちが迫られる究極の命の選択。戦慄の学園サスペンスホラー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さこぽん

32
黒い影に呪われた生徒たちが首を落とされて死ぬ。そのタイミングで全身黒づくめのひとでちゃんが転校してくる。読んでいくうちに、ひとでちゃんの印象がコロコロ変わっていく。よっては、インパクトのある表紙が可愛らしく見える(可愛いんだけど)。彼女は悪魔か味方か?黒い影とは? 全然考えもしなかったオチに意表を突かれてしまった。これがシリーズのはじまりとか?2021/02/26

くまちゃん

23
由緒ある神社の長男に生まれた鷹守。好きな女生徒、葵を脅迫している同級生3人を殺したいと思い、祠に封印していた黒い女を解き放ち殺せと命じる。同じ頃、転校してきた縦島ひとで。美少女でクラスに馴染んでいるが何かがおかしい。黒い女の呪いか自分が殺される事になってしまうが、最後に見たのはひとでだった。そっから視点が変わり葵の幼馴染、水色になる。水色は昔から霊が見える体質で黒い女も見えていた。鷹守、ひとでの不審な動きに何が真相なのか探っていく。ひとでは何者かのか?最後のオチは次回に続く感じになっているので読んでみたい2021/03/25

じーつー

20
ひとでちゃん可愛い。 ひとでなしのひとでちゃん。 優等生の男の子がかけた呪いによってクラスで変死が相次いでいるタイミングに転校してきたひとでちゃん。 主人公が見た不気味な存在と同じ制服を着たひとでちゃん。 天真爛漫な美少女ひとでちゃん? さてこの短い文章で何度ひとでちゃんの文字が出てきたか。 そもそも本のタイトルがひとでちゃんに殺されるだからね。 ひとでちゃんが普通の存在な訳ないよね。 クライマックスではまさかの展開を迎えるけど、ひとでなしのひとでちゃんに殺されないように。2021/02/19

しゃお

19
ひとでなしのひとでちゃん。前半はバリバリのホラーといった感じが、中盤以降はサスペンス要素も強くなり、思っていたのと違った展開を見せるのが面白い。とはいえ、著者の『あなたの右手は蜂蜜の香り』に関する記述もあり、命の選別、優先順位について考えさせられる学級裁判的な場面が印象的。死人が何人も出ているのでハッピーエンドとは言い切れないけれど、ひとでちゃんと水色のバディぶりをもっと見たくなりますし、やはり映像化しても面白そうですね。2023/01/03

えいなえいな

11
Vシネマにありそうなストーリーでした。そう思えばそれなりに面白かったと思います。ひとでちゃんが悪魔かと思わせてエクソシストということなので、ひとでちゃんシリーズで続編を書けそうです。2021/07/12

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