内容説明
いじめがきっかけで学校に通えなくなった小学6年生のほのか。居場所を探してたどりついた古い図書館で出会ったのは――。第1回氷室冴子青春文学賞大賞を受賞した傑作小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
185
タイトルから受ける印象とまるでちがって、不登校、いじめ、人間としての成長など、6年の転校生火村ほのかの1年を、最後まで夢中になって読みきった。学校・教室は、ひとつ間違えると、最悪の場所になってしまう。自分の居場所を発見し、自分を処遇することのできた彼女は幸運だったと思う。いつまでもそのままではありえないとはわかっていても。しかし学校が地獄のような場と化したら、自分が壊れるまでガマンせずに、そこから逃げてもいいはずだ。イヌガミさんと次長、織田先生との場面が忘れられない。大人の都合と言い訳こそ原因なのだ。2022/03/28
ほんわか・かめ
127
イヌガミさん、カッコいいです。偽善者ほど言葉が多くなるものです。多くを語らず、守ってくれる。対等に見てくれる。「どうだ、生きている間は読み放題だぞ」この言葉いいなぁ。スタビンズもなかなかいい青年に成長してたので嬉しかったです。2020/02/20
akiᵕ̈
100
転校先でいじめに遭い学校に行けなくなった6年生のほのか。学校へ行くフリをしてたどり着いたのはおんぼろ図書館。そこには体の半分が緑色をした司書のイヌガミさんや、謎の少年スタビンズと一見風変わりな人たちが。図書館に通い交流していく中で色々な本と出会い、視点が変わり一歩踏み出していく。イヌガミさんがほのかにかける言葉は、自分の居場所の見つけ方や、人との関わり方を優しく諭してくれる温かさに満ち溢れていた。ラストのスタビンズのプレゼントには、にんまり♡2020/07/18
☆よいこ
97
YA。児童書。6年生2学期に転校した学校で酷いイジメにあい、ほのかは学校から逃げ出した。毎朝ランドセルを持って家を出るが行き先は図書館。図書館には顔に緑色のアザがある「へびおとこ」がいたけれど、毎日やってくるほのかを「ショーネンヒッコー君」と読んで本を紹介してくれた。▽誰にでも居場所が必要。たくさんの本が登場して読んでて嬉しかった。読書は共通言語になりうるし、心を救うことができる。なによりほのかが勇気を持てたことが嬉しい。▽おすすめします。2020/07/04
はる
89
これはおすすめ、素敵な作品です。いじめが原因で不登校になった女の子。逃げ込んだ図書館で出逢ったのは、少し風変わりな司書さんだった…。優しく切なく、胸に沁みるストーリー。司書のイヌガミさんが女の子に語りかける言葉の一つ一つがとてもいいんです。イヌガミさん自身も悲しみを抱えているにもかかわらず、前向きなのも素敵ですね。辻村深月さんも絶賛されたとか。なるほど。2020/01/26
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