炎と血 II

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炎と血 II

  • ISBN:9784152099921

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内容説明

〈氷と炎の歌〉で描かれる世界の300年前、東方のヴァリリアからドラゴンを従えてウェスタロスを征服したエイゴン一世に始まるターガリエン家の治世を綴った年代記。原書を二分冊・2カ月連続刊行。後半部の第Ⅱ巻では、〈少壮王〉ヴィセーリス一世の時代から、ターガリエン王朝の二血統間で、〈鉄の玉座〉をめぐって争われた熾烈な抗争〈双竜の舞踏〉、そして、〈滅竜王〉エイゴン三世の治世を描く。本書を原作にした米ドラマ「House of the Dragon」が製作中。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

宇宙猫

26
★★★ Ⅰの続きだけど続きっぱなし。次を書く前に終わらせろマーティン!と思ったのは私だけじゃないはず。激しい戦いは読みごたえがあるけど、ドラゴンが使い潰されていくのが悲しい。絆と言いつつ兵器扱いなんだよね。その後のエイゴン三世の章は、各家の勢力争いや粛清がメインになってつまらなくなった。これ以降の歴史に重要なんだろうけど長すぎるエピローグって感じ。2021/03/11

アプネア

22
後半部の第二巻では、王位継承をめぐって争われた熾烈な抗争<双竜の舞踏>、不運王・エイゴン3世の治世が描かれる・・・。この世界ではドラゴンは核兵器のようなもの。それを使って、対立する黒・緑の血統間で争うんだけど、虐殺・奇襲・暗殺・裏切りとお互いがケツをまくって、倍プッシュのチキンレースをするもんで、もういい加減どっちか引けよ!と食傷気味になる。次の王があれだけ捻くれるのも、まあしゃーない。でもこれ半分みたいで、まだ続くらしい。どんな王がいるのかチラ見したら<下劣王>ってのがいた。一体なにしたん?(笑)2021/05/21

慧の本箱

18
(1)にもまして増え続ける登場人物!王家の子どもも孫もわんさか出てくるは、それに加えて諸侯も溢れんばかり。『氷と炎の歌』でお馴染みの名前もあって嬉しいけれど・・これ以上の横道は・・です。歴史書的記述ではなく小説であれば楽しめたのに・・残念。一日も早く本編に戻って欲しい!2021/03/17

tom

16
龍の物語の前日譚なのだけど、この本を読むのは、本編を読んだ人だけのはずだと思う。本編を読まずに、この本を手に取った人は、延々と続く権力争いと陰謀と欲望にうんざりしてしまうはず。著者は、妙な本を書いたものよと思う次第。ところで、この本の終わり方。ひょっとしたら、この前日譚は、まだまだ続くという気配がある。著者には、余談はほっといて、さっさと本編を書き上げてくださいとお願いするばかり。2021/06/11

to_chan

10
内戦である「双竜の舞踏」が終わったら地味な展開になるかと思いきや、そこからが一番面白かった! エイゴン三世は、登場する他の人物たちと違って、本編で類似キャラが思い浮かばない憂鬱感。 ターガリエン王朝史としては半分くらいまでだが、もちろんこの続きより本編を書いてくれ、頼む。2021/04/29

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