内容説明
ジョー・パイク、海兵隊あがりの元警官で、現在はロスで私立探偵を営んでいる。銀行の帰りに窓口で応対してくれた女性イザベルが拉致される現場を目撃、見過ごすことはできず、追跡して彼女を救い出す。二人組の犯人を警察に引き渡し、一件落着と安心したのも束の間、なんと二人組は保釈されてしまった。それを知ったイザベルは、犯人が再び自分を狙うのではと恐れ、パイクの電話にメッセージを残すも失踪する。だが、二人組は保釈直後に何者かに殺されていた。パイクは相棒コールの助けを借り、イザベルの行方を追うが……。実力派の著者最新作。/解説=若林踏
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
87
安定した面白さだった。本作はジョー・パイクが主役で、エルヴィス・コールは脇に回っていた。パイクが主役の訳出は10年ぶりだそうで、前はどんな話だったか覚えていない。物語は、私立探偵の元警官ジョー・パイクは、銀行の帰りに窓口のイザベルの誘拐現場を目撃する。イザベルを救い、二人組の犯人を警察に引き渡したがすぐに釈放され、その後二人は直後に殺害されていた。一方でイザベルは怯えて失踪してしまう。パイクはコールの協力を得て捜索に乗り出す。これはほんの触り。この先どうなるのか?登場人物の魅力で読ませる作品だった。2021/03/05
ずっきん
80
絶版&地元図書館所蔵無しの『天使の護衛』を読めてないわたしにとって、待望のパイク物。「もう大丈夫だ、いま助け出す』ぬはああああぁぁぁぁ♡ ああ、もうっ、ここでレビュー終わりでいいやー。書くけどね。ピンチに陥っても危機感ゼロ。パイクは負けないし、コールは閃くのが掟だから、なんの心配もしない。このシリーズは、コール&パイクにいかに痺れさせてもらえるかがキモ。センスの良い舞台と、手練たストーリーテリング。要は、悪党と振りまわす小娘たちが踊れば踊るほど、彼らは際立ち、わたしは悶えるのさ。2021/04/10
くたくた
66
パイクが思ったほど寡黙ではない。ちゃんと必要な事はしゃべってる。女の子へ気遣いする気持ちもある。やり方は知らん。ああ、安定のパイクかっけー!の一冊。みんな同じ事書いてるけど、「もう大丈夫だ。いま助け出す」に悶える。「なんなりと」と答えるコールに痺れ、パイクの手から黙ってTシャツを取り上げ、頭にかぶせてやるコールに・・・・・言葉がない。くうう〜💗 なんか想像したより話が小ぶりだな、と思わんでもないが(なにせ直前まで読んでいたのがガブリエルで、同じ本の厚さで地球を半周はする御仁だったので。)今回は、地元の2021/04/18
Panzer Leader
64
「第194回海外作品読書会」男も惚れるパイクにコールが加わればもう無敵。この二人が揃えばピンチになんて陥らないんで安心して読んでいられる。悪役たちを物ともせず、おバカな小娘コンビを助け、警察・連邦保安官・チェン科学捜査官達にも花を持たせて無事解決。もうちょいと歯応えのある悪役が必要だね。2021/12/15
GAKU
57
久しぶりのジョー・パイク。今回もクールでタフで、向かうところ敵無し!私が女性だったら間違いなく惚れます!ただ残念だったのは、パイクに助けられる女性とその女友達。お前らアホか!でもコールも活躍したし、大変面白かったです。パイク&コールの未訳作品、どこか出版して欲しい!2021/03/18
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