創元推理文庫<br> 龍の刻

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創元推理文庫
龍の刻

  • ISBN:9784488514167

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内容説明

恐るべき力を秘めた古(いにしえ)の呪術品〈アーリマンの心臓〉を手に入れた黒魔術師。彼は〈心臓〉の用法に熟達した大神官を3000年間の死から蘇生させた。世界再編のためネメディア国を動かし、西方のアキロニア国を打ち倒すのだ。かの国の王は北の国から訪れた蛮族の子孫――その名をコナンといった。だが勇猛果敢をもって鳴るコナンさえ、大神官の妖術の前では虜囚となり果てる。逆襲はなるか? 30歳で夭折した天才作家が創造し、すべてのヒロイック・ファンタジーの源(みなもと)となった傑作シリーズを、最新の校訂研究にもとづいて贈る全集はここに完結する。/【収録作】「龍の刻」/資料編「I・M・ハワード博士からH・P・ラヴクラフトへの手紙」/「I・M・ハワード博士からE・ホフマン・プライスへの手紙」/解説=中村融

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

犬はかせ

3
ついに日本語で読める英雄コナンシリーズ最終巻。終わってしまった…。わずか3年前に発売された最終巻だがファンの自分が知らない間に発売され絶版になり、もうプレミア価格でしか手に入らないというマイナーぷり。つまりこういうジャンルの新作が日本で読めることはほぼ無いということ。コナンでヒロイックファンタジーにハマッて、色々それっぽいシリーズに手を出したが、これほど骨太で泥臭くてカッコいいファンタジーにはついぞ出会いませんでした。2016/12/28

記憶喪失した男

2
この巻は色気が足りない。ヒロインがいないのが欠点。全部読み終わって、非常に面白かったという感想があるなあ。読んでよかった。2016/01/14

アル

2
やはりコナンは面白い。 陰謀と強敵の出現、いきなりの大ピンチ、脱出、探索、決戦と、ストーリーも王道かつ波瀾万丈で飽きさせない。 中盤の探索行は、王となったコナンが改めて自分の過去をたどり直すような趣も感じる。2013/06/06

冬至楼均

1
コナンを助けて利用しようとすると必ず失敗する。2015/02/04

しんすけ

1
新訂版コナン全集の第1巻が出たのが2006/10/24。第2巻は2006/12/9。この調子でいけば2007年中に全6巻を読み終わると思っていたが甘かった。巻が進むとともに、発刊日がだんだん遅くなり、第5巻以降は出ないのではないかとさえ思ったこともあった。第5巻から3年以上を経て発刊された第6巻だが正直期待外れだった。コナンシリーズのストリー展開を面白く感じるのは文庫にして100ページ前後の短編にあるのだと思う。300ページを超すと間延びした感が拭えない。部分的に興味を惹くところはあったが完成度は低い。2014/10/29

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