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内容説明
人体に無害な近赤外線を照射してがん細胞を消滅させる、新しい治療法が世界で注目を集めている。この治療法は2012年、アメリカ元大統領のバラク・オバマが一般教書演説で「米国の偉大な研究成果」と世界に誇ったことでも知られる。2020年9月には、光免疫療法で使われる新薬「アキャルックス点滴静注」が世界に先駆けて日本で正式に薬事承認され事業が本格化した。アメリカ国立衛生研究所の日本人開発者がその詳細を初めて綴る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マイアミ
7
★★★ こんな画期的なガンの治療法があるのだと初めて知った。放射線治療と同じくガン細胞を物理的に破壊するが、放射線と異なるのはガン細胞だけを破壊し他の健康的な細胞には影響を与えないので体への負担はなく、繰り返し何度でも行える。スゴい!!夢の様な治療法ではないか。しかし、これだけスゴい治療法が世の中で認知されていない理由広まっていない理由は何なのだろうと考える。そして結局これも金持ちの治療法だとわかった。治療費が高額なのだ。あとがきの弁にある確証バイアスと自己正当化の繰り返しには失望するばかりだった。 2022/06/11
はやたろう
6
がん治療の新技術、光免疫療法を紹介している。がん治療の切り札的な 治療法だと思う。まだ実際には、許認可だとかハードルがあるようだが 、いろんながん治療での適用に期待できる。2022/11/23
ドイッチョー
2
アキャルックス(光感受性物質)とBioBladeレーザシステムを用いた頭頸部イルミノックスと呼ばれるこの治療法は、楽天メディカルの2021.8.21プレスリリースによれば秋には40施設、医師97名へ拡大。ただ、まだまだこれから治療実績を積み上げる段階。著者の言うようにがん治療の第一選択になるような夢の治療法なのか、注意深く見守りたい。なったらノーベル賞は確実だろう。2021/10/11
小島愛一郎
2
私は癌患者なので情報収集の一環として。光免疫療法が素晴らしいのはわかった。ただ、素晴らしいことばかりが書かれていて、デメリットがあまり書かれていないような感がある。保険適用が少ないという以外の光免疫療法の現在のデメリットをこうやって克服していきます、というのが欲しかった。2021/08/30
Sushunra100619
1
2009年当時の民主党政権下の事業仕分けで、日本での研究がかなわなくなったが、結果的には、米国で研究を続けられたことがこの画期的な治療法の早期の薬事承認に結び付いたことは良かったんだなあ、と感じた。2021/05/02
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