内容説明
■長い冬のあいだ春を待ち続けた今、きみを可憐な桜草で飾ろう■十四世紀なかばのイングランド――二年前に老齢の領主であった夫を亡くしたアレッタは、忠実な使用人たちの協力のもと、女手一つで荘園を管理していた。十五歳で嫁いで以来七年間、暴虐な夫から虐待を受けた彼女にとって、大変ではあっても、夢のように平和な日々といえた。その平安を打ち破るかのように、春の嵐が巻き起こる。長く不在だったという隣の荘園の領主、ジェロントが帰ってきたのだ。彼は初めて顔を合わせた瞬間から、アレッタを嘲り、挑発した。最初はアレッタの土地に、次いで荘園邸にも侵入し、彼女の心の中にまで横暴に踏み込んでくる。ジェロントがささいな弱みを突いて偽りの婚約を迫ってきたとき、アレッタは動揺を隠すことができなかった。わたしが過去の結婚に感じていた恐怖は、彼にはわからない。なぜ、ほうっておいてくれないの!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
romance_holic
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再読。15歳で老齢の領主と結婚し虐待されたヒロイン。二度と結婚しないと決意していましたが、隣の領主から求婚者の虫除けにと偽装婚約を強引に持ちかけられ・・・。 ヒーローが力で競り合いをねじ伏せたり、弱みに付け込んで脅したり、かなり行きすぎと思える部分が多々あるため、ハッピーエンドのその前にもっともっとヒロインに懲らしめられたらさらに読後感よかったと思いますが、男性不審のヒロインの気持ちを変えていくひたむきさは◎。2013/09/01
くろうさぎ
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隠された事実を知ったヒロインがちょっとかわいそう・・・・。初めからちゃんとは泣いてあげればよかったのに。全てはヒロイン亡夫。2007/09/09
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