内容説明
シンシアは二十六歳だが、いまだ生活のすべてにわたって母親の言うなりだった。自らの夢を追うこともなく、母の選んだ地味な服を着て、作家である母の激務を支えて、ひたすら尽くしている。これは死んだ父との約束だもの。絶対に守り通さなければ。だが、休暇で訪れたリゾート島でシンシアの心は揺れていた。久しぶりの休暇だ。ほんのちょっとなら冒険してもいいはずよ。シンシアは服を脱ぎ捨てると、夜の海で思いきり泳ぎを楽しんだ。しばらくして、ふと浜に目をやり、彼女ははっとして凍りついた。誰かが見ている! 漆黒の浜で男性が優雅に葉巻をくゆらせていた。★「恋する楽園」の第五話をお届けします。母の言いつけどおりに生きてきたシンシアはリゾート島で、変わり果てた姿の元恋人と再会しますが……。来月刊「魔法がとけたら…」でついにシリーズ完結。どうぞお楽しみに!★
-
- 電子書籍
- 王太子様、私今度こそあなたに殺されたく…
-
- 電子書籍
- 女子力高めな獅子原くん 【連載版】: …
-
- 電子書籍
- 娘に残したい仙道レシピ(分冊版) 【第…
-
- 電子書籍
- 【単話版】運命の番?ならばその赤い糸と…
-
- 電子書籍
- 少年マガジンエッジ 2017年4月号 …



