内容説明
■サマーヴィルの名のもとに生まれし者、ただひとりの人に愛を捧ぐという……。■ならず者の集団が、騎馬の兵士たちに突然襲いかかり、アリス・サマーヴィルの目の前で激しい戦いが繰り広げられた。気がつくと、護衛についていたレイナルフ卿とその家臣の姿はなく、アリスは囚われの身となっていた。しかもあろうことか、彼らを率いる人物はゴウェイン・フィッツウォレン!レイナルフに征伐されるはずの極悪非道の罪人ではないか。幸いにも彼らは地味な身なりのアリスを尼僧と勘違いし、アリスも誤解を解かずに、薬草の知識を生かして怪我人の手当てをした。それでも常にゴウェインの冷たい緑色の瞳が彼女の行動を追っていた。ところが彼らの隠れ家に向かう途中、ゴウェインは意外な優しさを見せた。足を痛めたアリスを抱きかかえて険しい山道を登ったのだ。どうも聞いていた話と違う……。ならず者たちの事情を知るうちに、ゴウェインに対するアリスの思いは熱く深い愛へと変わっていった。■英仏戦争さなかの十四世紀後半のイギリス。美しく成長したガレス・サマーヴィルの一人娘アリスは、運命のいたずらか、ならず者に身も心も囚われることに……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Michelle
12
14世紀。素手で触れると相手の考えていることを感じとってしまう、癒しの力があるヒロインが、謀反人とされるヒーローに捉われながらも、ヒーローに対して心を開いていく。ヒロインが聖女さまっぽく、いい人すぎてつまらないかも。2024/07/08
ちはや
0
2001.11.24 ★★★
くろうさぎ
0
「愛のサマーヴィル」最終話ですね。ヒーロー兄の邪悪で冷酷で嘘つきなところにうんざりさせられますね。ヒロインの両親は「レディの条件」の二人ですね。ヒロイン父が正義に満ちていてとってもよかった。すっきりしたわ。2011/04/27
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