ハーレクイン 悩めるシンデレラ

著者名：ケイ・ソープ【著】/原淳子【訳】

ハーレクイン（2021/01発売）

• ISBN：9784596120960

内容説明

豪華な調度に囲まれた部屋でジーナは気後れしていた。ここは私のいるべき場所ではないわ。ジーナは生まれ落ちてすぐ養女に出された。死期の迫った祖父が苦労して彼女を探しだし、ほんのわずかの言葉を交わしたあと、亡くなった。今、遺言が読み上げられようとしている。私は何もいらない。祖父の養子であるロスが、一族の帝国を引き継げばいい。だが遺言の内容にジーナは耳を疑った。ロスと彼女の結婚を条件に、財産が分与されるというのだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[糸車]

産みの母を知らなくても養父母に愛されて育ったジーナ。かたや母の再婚で祖父の養子になり、跡取りとして育ったロス。祖父は亡くなる前に孫娘を探し当て、二人の結婚を条件に遺産相続をさせるという遺言を残した。孫娘を養子に出したことを後悔してたのは分かるけど、信頼関係を築く間も無く結婚なんて無理〜。ロスの母がとても良い人で救われる。ロスの周辺にいる女性に疑惑の目を向けながら言い出せないジーナ。事業を存続する為の結婚だと分かっているし、自分だけが愛していると思うのが耐えられない。でもロスは誠実で良い人だったわ。

2019/07/01

[麻琴]

嫌な女が何人もいて好きなタイプの作品じゃなかった。ヒロインもうじうじしてないでヒーローに口に出して聞けばいいのに。ヒロインにイライラしてすっきりしない。☆1

2015/03/07

[早川珠生]

生まれて直ぐに祖父の命令で養女に出されたﾋﾛｲﾝとﾋﾛｲﾝ祖父の養子のﾋｰﾛｰ 死に直面したﾋﾛｲﾝ祖父が自分がした孫娘にした仕打ちに償うために捜しだし呼びつけてとんでもない遺産を託していく ﾋｰﾛｰは最初こそ無愛想だったけど逢って間もないﾋﾛｲﾝにあちこちで自分の気持ちをあらわしてるなぁって素朴な優しさがあった ﾋﾛｲﾝもいっぱいいっぱいな状態でﾋｰﾛｰに惹かれていくのが可愛かった

2012/03/15