内容説明
■天にも昇る心地でプロポーズを受けた。それが地獄の始まりだった。■エミリーは家族から愛をそそがれずに育ったため、内気で自分に自信を持てず、容姿にも劣等感をいだいていた。だからポルトガルの名門モンテイロ家所有の屋敷で働いていたとき、銀行家である当主のデュアルテから求婚されたときは心から驚いた。予想に反し結婚式はごく簡素で、自分が二人目の妻だったことも判明する。ポルトガルの本邸に移り住んだエミリーを待っていたのは、屋敷じゅうに飾られた前妻の肖像画と前妻の母の反感に満ちた目だった。孤独と惨めさに打ちのめされていたある日、エミリーは夫から、あらぬ不倫の疑いを受ける。彼は離婚を望んでおり、子供が生まれたら引き離されると聞いて、エミリーは妊娠中の身をおしてイギリスに逃げ帰る。もう二度とポルトガルには戻らず、故国で暮らすつもりだった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽこ
6
ヒーローの性格が途中で１８０度転換してると思う。いくらハッピーエンドにするためとはいえ、まるで別人・・・。2016/06/29
やまと
3
わぁー最低なヒーロー！こんな、自分勝手な人は、絶対嫌だ！なにげに、ヒロイン母も、最低だと、思う。2015/08/18
romaco
2
★★★ 意外に早く元妻の母親のキャラが路線変更してしまったので、肖像画のくだりがあんまり生きてなかったかな2011/06/11
kyara
2
『ぼくが飛べと言ったら、”どのくらい高く？”と聞き返せ』。ヒーロー、何様のつもりか？ここまで言われて、初めから好きだったと言われてもね？2010/09/15
こえん
2
再読。やっぱり、肖像画に関するヒーローの無神経具合がスゴイ。このヒーローの無神経さはあんまりだと思うなぁ。2010/04/18
