何とかならない時代の幸福論

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何とかならない時代の幸福論

  • ISBN:9784022517418

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内容説明

ブレイディさんの暮らすイギリス社会と日本社会を交錯させながら、それぞれを象徴する興味深いエピソードが語られる。コロナ後「生きづらい」という言葉が増す日本でどう風通しをよくし、幸せを感じられる国になる道を探るのか、そのヒントがちりばめられる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

169
鴻上尚史さんとブレイディみかこさんの対談集。「みんな仲良く」「絆」「世間と社会」もう共感しまくりで付箋だらけになっちゃった。同調圧力ってほんと息苦しい。世間では同じ時間を共に過ごすことが大事。だらだら続く会議は議論することよりいっしょにいることが重要。知らなかったけどズーム画面ではどこが上座か問題ってあるんだね。変えていくには教育が大事だと思うけど、鴻上さんが言うようにランドセルとリクルートスーツが当然と思われてる限り日本は変わらないんだろうなぁ。2021/02/28

エピファネイア

118
多様性の時代にはエンパシー(相手の立場になって考える能力)が重要という点は同意。英国は教育に相手の立場になって考えるスキルを身につけるためにロールプレイ(演劇教育)を導入している。一方、日本は一夜漬けで何とかなる教育が主流で、正解がないテーマに意見を表明する場はほぼない。この差は大きい。大事なのは、常により上位の目的を考えること。教育のより上位の目的は何だろう。教育に携わる方にはこの問いを自分に投げかけ続けてほしい。そして、人類の最上位の目的を考えれば、プーチンがやっていることは愚挙としか言いようがない。2022/03/20

けんとまん1007

110
シンパシーとエンパシー。あまり、考えたことがなかったが、エンパシーを深めたいと思う。世間と社会は、鴻上さんの本で読んでいたので、その通り。自助と公助についても、今の政治屋の考え方とは真逆で、同感。狭い中だけでものを考えることから、いかにして離れるかだと思う。2021/08/05

みかん🍊

109
イギリス暮らしのフレンディーさんと鴻上さんの対談集、日本は他人に親切で安全な国と思っていたが、それは世間つまり自分の知っている周囲の人々に対してだあって社会、知らない他人には冷たい、「同調圧力」人と同じ事をして同じ考えでいないと生きづらい今の日本、他人に強く物事を言えない日本人だがTwitterで匿名なら平気で誹謗中傷をする、窮屈で理不尽な校則で縛られて来た若者は考える、議論するという事が出来なくなっている、後半のコロナの時代について書かれているが、日本人も考え方を変えていかなければいけない時代。2021/05/28

ひこうき雲

102
もういいよ。社会と世間、同調圧力の話は。日本の「ここがおかしい」ではなくて、こんな何とかならない時代に、どうやったら幸福になれるかもう少し語ってくれないと…そこは自分の頭で考えることが大切!と言われても…2021/04/17

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