文春新書<br> 在宅ひとり死のススメ

個数:1
紙書籍版価格
¥880
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

文春新書
在宅ひとり死のススメ

  • 著者名:上野千鶴子【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 文藝春秋(2021/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166612956

ファイル: /

内容説明

累計111万部ベストセラー『おひとりさまの老後』シリーズ、最新作!

慣れ親しんだ自宅で、自分らしい幸せな最期を迎える方法を提案。

・「孤独死」あらため「在宅ひとり死」へ
・慣れ親しんだ自宅で、自分らしい最期を迎えるしあわせ
・ウエノが徹底取材!「おひとりさまの最期」最新事情
・医師、看護士、介護士、看取り士をコーディネートする方法
・とくにガンなら「在宅ひとり死」が、ほぼ100パーセント可能
・病院死は、医療が貴重だった昭和の名残り
・「老人施設」に入れたがるのは、本人ではなく家族
・ずばり、家で死ぬために必要な費用はいくらか
・「老後の幸せ度」は「おひとりさま」と「大勢家族」が最も高く、「老夫婦ふたり」世帯が最も低い
・たとえ認知症になっても「在宅ひとり暮らし」で問題がない理由
・安楽死、尊厳死は正義か?
・介護保険をどう活用すべきか
・もちろん私は「在宅ひとり死」でゆくつもり

「わたしには家族がいませんので、基本、ひとりで暮らしています。
現在72歳。このまま人生の下り坂をくだり、要介護認定を受け、
ひとり静かに死んで。ある日、亡くなっているのを発見されたら、
それを『孤独死』とは、呼ばれたくない。それが本書の執筆動機です」 (あとがきより)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こーた

246
施設に暮らす祖母がいる。看取り、といって、最期までそこで過ごすことになっている。ぼくら家族が決めたことだ。祖母自身は帰りたがっているし、そもそも入ることに積極的ではなかった。半ば騙すようにして移した。かわいそうだったとおもう。でも、あのときはほかに選択肢がなかった。そう断言できるし、今さら巻き戻すこともできない。介護する側される側、両者の言い分を思い出しながらこの本を読んだ。看る側は、いずれ看られる側へ回る。どう死にたいかを考えることは、どう生きたいかを考えることでもある。自分の家で死にたい。ぼくだって⇒2021/07/28

いつでも母さん

206
かなりの田舎に暮らす私には車で4分の所に91歳介護2独居の母がいる。私もいつか一人になるのだろう。『在宅ひとり死』孤独死よりはずっと耳に優しい?ススメと言われてもそれぞれ経済力や環境・家族との関係等々色々あるよね。認知症になっても介護保険を使って?イヤイヤそう簡単にはいかないのよ、現実は!はい、上野千鶴子さんの考えは分かりました。一考にはなったけれど、私の思う最期とはちょと違う(当たり前かぁ)出来れば母の最期は家でと思うものの、自分の時は息子の重荷にならぬようにとだけを願っている。2021/10/03

アキ

107
「おひとりさまの老後」から13年。著者も72歳の前期高齢者。自分事として考えると「孤独死」ではなく「在宅ひとり死」を提唱する。現在100歳超えの長寿者は日本で8万人以上、高齢者の独居率は2019年27%、高齢者夫婦33%と高齢者のみの世帯が5割を越える。同居より独居の方が高齢者の幸福度は高いため、この傾向は益々すすむ。日本独自のシステムである介護保険が始まって20年経ち、家族から介護サービスが移行してノウハウが蓄積されて来た今だからこそ在宅ひとり死が可能になる。介護保険を守ろうという著者の意見に賛同です。2021/04/12

Ikutan

81
独居高齢者の生活満足度のほうが同居高齢者より高いという。これは、中流生活レベルにある高齢者を対象にした結果だそうですが、家族との軋轢を抱えたり、同居していても孤独を感じている高齢者の存在は想像に難くない。で、『おひとりさま』を提唱した著者が新たに提唱するのは『孤独死』に代わる言葉『在宅ひとり死』。安楽死に対しての否定的な意見は、そういう考えもあるのかと。介護保険については知らなかったことも多くて勉強になりました。まぁ、おひとりさまであろうがなかろうが、幸せな最期を迎えたいのは誰もが願うことですね。2021/06/18

本詠み人

64
上野千鶴子さんは新作追っている著者さんです。分かりやすくキレのある文章です「あなたの人生で最も時間とエネルギーとお金を使ったのは、子育てでしょう?なのになぜ、自分の老後は子どもに背負える程度の負担を背負ってもらわないの」自分的にはまだ先の話だけど…私も子どもに負担をかけたくないと思うし、ボケたとしても1人でも気兼ねない家がいい。コロナ禍で生と死に尊厳を持つことがとても難しく感じる昨今。誰もがどんな状態になっても生きやすい社会へ向けて…今も闘う上野千鶴子さんがいました。2021/12/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17246508
  • ご注意事項