ゼロからわかる・できる！介護事業のためのBCP入門

著者名：サンタフェ総合研究所

実業之日本社（2021/01発売）

• ISBN：9784408339696

内容説明

待っている人がいる限り、止めることができない。
介護サービスのためのBCPの入門書、誕生。

2020年、新型コロナウイルスの世界的パンデミックにより多くの企業が緊急事態に直面し、
社会全体でテレワークが浸透するなど、私たちの働き方は大きく変わりました。

一方、どんな緊急事態が起きても事業活動の継続が求められるサービスもあります。
その一つが、利用者の命を預かる介護事業です。

「新型コロナウイルスの蔓延により、
介護施設の危機対応に世間の注目が集まっているが、
これはBCPを介護業界に普及させる千載一遇のチャンスである。
介護施設は人命を預かる事業である。
実行可能なBCPを策定して、確実な運用を行うことが強く求められている」――本書解説より

「BCP」とは
「Business Continuity Plan」の頭文字で「事業継続計画」と訳されます。
企業が自然災害や大火災などの“緊急事態”に際した場合、
事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、
平常時に、緊急時における事業継続のための方法・手段などを取り決めておく計画のことです。

感染症だけでなく、いま日本では毎年のように台風や大雨の被害が続き、
一方では、世界で発生しているマグニチュード６以上の地震のうち
20％がわが国周辺で発生しているという統計が示す通り、
世界屈指の地震大国でもあります。

利用者の命を預かるサービスである限り介護サービスどんな危機に直面しても事業を続けなければなりません。
だからこそ、もしも緊急事態が起きたらどのように事業を継続していくか、
平時にしっかりとしたBCPを策定しておくことが求められています。

本書は先進的な介護施設の運営を行う
社会福祉法人善光会の事例をケーススタディとして、
基本知識から実際の運用、いざという時の復旧や、平時の教育・改善に至るまで
あらゆる角度からBCPのすべてを解説。
1冊でゼロからわかる、介護事業のためのBCP入門書です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[☆ツイテル☆]

通読

2021/08/19

[takahiro suzuki]

BCP用語が難しくて理解できていなかった。6割が意味ないは内容が不十分や周知されていなかったのが原因。ちゃんとしたのは有用である。

2021/05/31

[Go Extreme]

不足の事態にどう対応したか：新型コロナウイルスの発生と政府の対応　見えない戦い　職員の健康管理　途絶した衛生用品　BCP：内閣府、国際規格によるBCPの規定　高まる複合災害リスク　被害局限と早期復旧を目指すBCP　介護福祉施設に求められるBCP　BCP策定の実際　BCM・BCPの全体相：位置づけと各プロセス　防災活動とBCP　事業継続の基本方針と影響分析：BCMの基本方針とBCPの策定体制　事業影響度分析　リスクの分析と評価　リスク対応の限界　想定シナリオ作成　事業継続のための戦略と計画　教育・訓練・改善

2021/03/01