二十四節気で読みとく漢詩

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二十四節気で読みとく漢詩

  • 著者名:古川末喜
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  • 文学通信(2021/01発売)
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  • ISBN:9784909658371

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内容説明

中国の古典詩は、季節をどのように詠っているか。詩に詠われた真の季節を探り、制作年代をも明らかにする。
二十四節気は、簡単に言うと、一年間の太陽の動き、すなわち季節の推移を二十四等分した枠組みである。旧暦すなわち太陰太陽暦にとって、不可欠の要素として、二千年以上の長きにわたって、農業や暮らしの文化に深く関与してきた。
本書はその枠組みから、その詩がその節気である根拠をいちいち検討し、作者が何歳のとき、どこで作ったかを、可能なかぎり明らかにする。
序編として、中国で二十四節気という発想が、どのように生じ発展していったかを、概論的にまとめた「二十四節気概説」を付す。
この序論を読めば、年代特定については、中国の古典詩以外の分野でも用いることができるし、中国以外でも二十四節気の日付を残す文献がある国では、活用の参考になる。

【わたしはもともと中国の古典詩が、季節をどのように詠っているかを知りたかった。ただ、旧暦の日付で見ていては、今述べたように、詩に詠われた真の季節はわからない。そのとき、旧暦の中に二十四節気という太陽暦が組み込んであること、そして二十四節気を基準に見れば、その詩が詠う季節がどの時期にあるのか、客観的にわかることに気づいた。季節の推移は、太陽の黄道上での(つまり地球の公転軌道上での)動き、位置によって決まり、一年を二十四等分する二十四節気が、季節の推移を客観的に知ることに、きわめて便利であることに気づいたのである。】...「序」より

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

千景

1
二十四節気を中心に暦の概略が載っている。この部分は私にはかなり難しかった…。 本編では、二十四節気に纏わる漢詩の紹介とその解説。 美しい自然と人間の営みのやるせなさ、変わらぬ季節の訪れ…散歩したくなるね。 私の頭ではうまくこの本をお勧めできないんだけどめちゃくちゃ面白かったし、漢詩たいして知らんけど興味はあるって人にもおすすめ というか私がそうだった 暦とか季節の移り変わりと漢詩の雰囲気に惹かれたら読めばいいよ ユリウス歴とグレゴリオ暦と太陽暦と太陰暦云々の解説はかなり難しかったよ2021/11/23

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