内容説明
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お父さんを殺った奴、
探してください
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洒脱な会話、息もつかせぬ展開。
藤田流ハードボイルドの真骨頂!
【あらすじ】
父が窃盗の片棒を担ごうとしている。
止めてほしい……。
依頼を受けた私立探偵の影乃は犯行予定の日、
谷内義光の家に向かった。
短時間監禁し犯行への参加を未然に防ぐつもりだ。
しかし、そこにあったのは谷内の惨殺死体だった。
窃盗団はなぜ、土地開発で財を成した
蔵主グループ代表の金庫を狙ったのか。
調査を進めるうち、
グループ乗っ取りを目論む
大物フィクサーの計謀が
明るみに出る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シロクマアイス
2
★★★☆☆いわゆるハードボイルド。1988年に発表された小説の続編を約30年後に書いたもの。当時のことを思い出しながら書いたのだろうか。藤田宜永のハードボイルドは一介の探偵が拳銃を持っているし、銃撃戦も起きる。現実味は薄いのだが安定の面白さがある。どれを読んでも安定の面白さ。直木賞作家の割には知名度が低い気がするが安定し過ぎているのが原因だろうか。平均が高いと言うことはスゴいことなのだが。昨年亡くなったがまだまだ沢山読ませてもらいたかった。2021/03/14
はっか
1
昭和時代の懐かしさと味がある。携帯電話が普及していない時代の連絡方法は大変だが、そこから派生する現代にはないハラハラ感がいい。2021/05/25
今多靖子
0
2作目だったので、話の展開に慣れたからか、サクサク読めた。面白かった。2024/10/03
たけのうみ
0
32023/09/21