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内容説明
萩原朔太郎、北原白秋、室生犀星らの作品から生まれた「朔くん」「白さん」「犀」など、詩人本人ではなく作品のイメージをキャラクター化し、近代詩と日本の近代を描き話題を呼んだ「月に吠えらんねえ」をPOPでライトにリブート! しかし隠せぬディープさ! 笑えて学べてちょっとコワい近代文学者青春群像!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えも
18
「月に吠えらんねえ」のPOPでライトなリブート版。登場人物多し。しかも俳人は知らんのがおる▼ライトなんで気楽に楽しめるわりに、近代日本文学史なもんだから、ディープな教養が身に付いちゃうゼ▼2巻は電子版だけなんで残念!2022/02/27
さとみん
10
まさかの続編!?と思ったら「POPにリブート」だった。驚いたのは犀が最初から顔出しで一緒にいること!そして登場人物が増えていること。小説家はだいたい知ってる名前だが、詩人、歌人、俳人は半分ぐらい知らないあたり自分の守備範囲がよく分かる。第10話「後世での評価は強信者を持てたかどうかで大いに左右される」のは文学に限らない真理だ。2021/01/24
にぃと
7
あれだけ見事に壮絶に完結した「月に吠えらんねえ」の続編か?と身構えてたが、内容としてはスピンオフ日常モノ、といった感じ。厳密には違うかもだけど。この巻だけで「吠えらんねえ」全巻より登場人物多いのでは?ってくらい豊富なキャラクターと作品が登場。コメディタッチの割に当時の情勢や風俗、男色、近年のネタでは著作権やTPPについても取り上げられてるので真面目に勉強になるしじっくり読める。中途半端な教科書や解説書より楽しく読めるし詩の舞台への入門編として興味を持ってもらうのにはちょうどいいかも。2021/03/28
真霜
5
あの近代文学の熱と闇と欲を、清濁合わせて合わせて飲み込みまくった「月に吠えらんねえ」をもっと親しみやすく、しかしキャラクター造形などカルトさは変わらずで楽しめる一作。小説家を扱ったものは色々ありますが、詩人をメインにし著作それぞれの作り方・文法なども交えて描かれているので、曖昧だった詩歌の世界がクリアになるのが良いなと。「らんねえ」では当時の情勢も色濃く表現されていたため、自分の知識の足りなさを感じたところもありましたが、今回は為になることが多くて有り難いです。次巻も学ぶのが楽しみです。2021/02/13
うさぎや
3
本編より登場人物が多いしそれぞれがクローズアップされてて、確かに「笑えて学べる近代文学者青春群像」だなーと。キョシ、なかなかの帝王っぷり……(笑)。2021/08/21