魔女に捧げるトリック（２）

著者名：渡辺静【著】

講談社（2021/01発売）

• ISBN：9784065219584

内容説明

天才マジシャン・針井マキトは、2021年に東京で開催された今回で引退というマジックショーの最終演目中に不慮の事故に見舞われ焼死。享年１７歳。そうなったはずだった。しかし生きていた。約400年前の中世ヨーロッパ「魔女狩り」全盛期に転生して！“神の奇跡”と称したインチキ“マジック”で人心を欺き、謂れなき罪を着せ“魔女”達を迫害する教会に立ち向かえ！本物の“マジック”で!!

2021年の東京から1585年のドイツに転生してしまった天才マジシャン・針井マキトは、「魔女狩り」で処刑されようとしていた少女・ミアを超絶技巧の“マジック”を使って救出。すると、教会から“悪魔”と認定されてお尋ね者になってしまった！ マキトは、科学の光が欧州を照らし、人々が幻想から目を覚ます150年後の「産業革命」が来るまで、魔女に手出しできぬよう、教会を悪魔に降伏させるべく立ち上がる!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[きのと]

多分あんまりセンスがないのかな。なんかもったいないなぁ

2021/01/28

[リク@ぼっち党員]

"魔女"vs."教会"の正面きっての戦いが幕を開ける。武器はもちろん種も仕掛けもある"魔法"。スマホ一つでなんでも調べればわかるというのは便利ではあるけど、スペシャリストからすれば厄介な話。しかもそれでわかったように上から目線で語られた日には冷めるのも頷ける。そんなマキトの心に熱を灯す展開が印象に残った。魔女もその道のスペシャリストなので、マキトの考えとも相性いいのは間違いない。教会側もちゃちな敵役ではなく、現代知識であっさり無双！というわけにはいかなのがいいね。今後のぶつかり合いに期待。

2021/01/16

[毎日が日曜日]

★★★

2021/04/18